「結婚もだけど、恋愛するのも面倒…」
「仕事や趣味を優先したいから、恋愛や結婚は今のところ考えていない」
最近では、自分の意思で「結婚しない」ことを選ぶ人も増えていると言われています。さらに、結婚だけでなく「異性との交際を望まない人」も少なくないことが明らかになりました。
しかし、今は恋愛や結婚を望んでいなくても、その気持ちが一生変わらないとは限りません。実際、「一生結婚するつもりはない」と考えている人の中にも、将来は気持ちが変わるかもしれないと考えている人が一定数存在しています。
そこで今回は、国立社会保障・人口問題研究所が発表した『第17回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)』から、結婚・恋愛離れの実態や結婚に対する意識の変化を見ていくとともに、恋愛経験が少ない人が婚活を始める方法についても考えていきます。
結婚したい人が減少「一生結婚するつもりはない」は2割超に

近年は「結婚したいけれどできない」だけでなく、そもそも結婚を望まない人が増えています。まずは上記の調査から未婚者の結婚に対する意識の変化を見ていきましょう。
「いずれ結婚するつもり」は初めて8割を下回った
本調査によると、18~34歳の未婚者のうち「いずれ結婚するつもり」と回答した人は、男性75.1%、女性77.8%でした。前回の2021年調査では男性81.4%、女性84.3%だったため、男女ともに6ポイント以上低下しています。
反対に、「一生結婚するつもりはない」と回答した人は、男性24.0%、女性21.5%。男性は前回の17.3%から6.7ポイント、女性は14.6%から6.9ポイント増加しています。「いずれ結婚するつもり」と考える人が8割を下回ったのは、1982年に始まった第8回調査以降で初めてです。

『第17回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)』をもとにサンセリテ青山作成
さらに今回の調査では、結婚意欲の低下が18~34歳のすべての年齢層で確認されました。今現在まで一度も「いずれ結婚するつもり」だと考えたことがない人も増えています。つまり、未婚者が増えている背景には、結婚の希望はあるものの実現していない人だけでなく、結婚そのものを望まない人の増加もあると考えられます。
「結婚できない」だけではなく「結婚するつもりがない」人も増加
結婚する人が減っていると聞くと、「収入が少ない」「仕事が忙しい」など、結婚したくても何らかの事情でできない人が増えていると思うかもしれません。しかし、今回の調査からは、それだけでは説明できない変化が見えてきます。「現在の交際相手や、これから理想的な相手が見つかった場合、一年以内に結婚する」と仮定したとき、結婚に何らかの障害(結婚式や結婚生活のための資金の不足・住宅の確保など)が「ある」と答えた割合は、2015年の第15回調査以降、減少傾向にあります。
ところが、障害が「ない」とする人が大きく増えたわけではありません。それと入れ替わるように「一生結婚するつもりはない」と回答する人が増えています。調査報告書では、経済面や仕事上の問題を抱えていた人の一部が、「結婚したいけれど難しい」から「結婚するつもりはない」へと考えを変えた可能性も指摘しています。

『第17回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)』をもとにサンセリテ青山作成
つまり現在起きているのは、単に結婚へのハードルが高くなったという問題だけではなく、結婚に対する意識そのものの変化とも考えられるのです。
結婚だけではない?「恋愛をしたい」と思わない人も増えてきている

結婚を望まない人が増えている背景には、恋愛に対する意識の変化もありそうです。恋人がいる人の割合だけでなく、異性との交際を望んでいるか、これまで交際経験があるか、といった部分についても見ていきましょう。
未婚者の3人に1人は異性との交際を望んでいない!?
18~34歳の未婚者で異性の恋人または婚約者がいる割合は、男性19.6%、女性27.8%でした。男性は前回調査から微減、女性はほぼ横ばいとなっています。

『第17回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)』をもとにサンセリテ青山作成
注目したいのは、交際相手がいない人の「交際したいかどうか」です。今回の調査では、異性の交際相手がおらず、なおかつ交際を望んでいない人が未婚者の3人に1人を占めています。

『第17回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)』をもとにサンセリテ青山作成
恋人がいない人達のすべてが、「自分も恋人が欲しいけれど出会えていない・作れない」とは限りません。結婚を望まない人が増えているのと同時に、その前段階ともいえる異性との交際そのものを望まない人も少なくない、ということが分かります。
「結婚離れ」だけでなく、恋愛や交際に積極的ではない人が一定数いることも、現在の未婚者を取り巻く状況を考えるうえで見逃せない変化といえるでしょう。
恋愛経験がない人も珍しくなくなっている
現在の交際意欲だけでなく、これまで異性と交際した経験にも変化が見られます。
25~29歳の未婚者で「異性と恋人として交際した経験がある」と回答した割合は、男性57.1%、女性67.2%でした。いずれも前回調査より減少しています。特に18~19歳では、その減少幅が大きくなりました。
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『第17回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)』をもとにサンセリテ青山作成
ここで注意したいのは、「交際経験がない」ことと「交際を望んでいない」ことは同じではない点です。恋人が欲しくても機会がなかった人もいれば、そもそも交際を希望していない人もいるでしょう。
ただ、交際を望まない人が3人に1人を占め、異性との交際経験がある人の割合も低下していることから、恋愛をしない、あるいは恋愛経験が少ないまま年齢を重ねることは、決して特殊なケースとはいえなくなっています。
恋愛をしない生き方も一つの選択肢
もちろん、恋愛や結婚をしないこと自体に問題があるわけではありません。仕事や趣味を充実させたり、一人で過ごす時間を大切にしたりと、どのような人生を選ぶかは人それぞれです。実際、未婚者の生活スタイルについて「一人の生活を続けても寂しくない」と考える人が増えていることも報告されています。
大切なのは、今の気持ちを無理に変えることではないでしょう。一方で、「今は恋愛も結婚も必要ない」と考えているからといって、10年後、20年後も同じ気持ちとは限りません。生活環境や人との出会いによって、将来の希望が変わることもあります。
では、現在「一生結婚するつもりはない」と考えている人は、自分の将来についてどのように捉えているのでしょうか。次に、結婚に対する気持ちが変わる可能性について見ていきましょう。
恋愛経験が少ない人の婚活には結婚相談所という選択肢も

これまで恋愛に積極的ではなかった人が、何かのきっかけで結婚したいと思うようになることもあります。しかし、いざ婚活を始めようとしても、恋愛経験が少ないために何から始めればよいのか戸惑うかもしれません。そのような人にとって、結婚相談所は心強い選択肢の一つです。
恋愛と婚活では目的が異なる
「恋愛経験が少ないから、婚活もうまくいかないのでは」と不安に感じる人もいるでしょう。しかし、恋愛と婚活では、そもそもの目的が異なります。
恋愛では「一緒にいて楽しい」「もっと相手を知りたい」といった気持ちから関係が始まり、その先に必ずしも結婚があるとは限りません。一方、婚活は将来の結婚相手を探すための活動です。相手への好意はもちろん大切ですが、結婚後にどのような生活を送りたいか、仕事や家族についてどのように考えているかなども確かめながら関係を築いていきます。
そのため、過去の恋愛経験の多さだけで婚活の成否が決まるわけではありません。大切なのは、これから結婚したいという意思を持ち、自分に合った相手と関係を築いていくことです。恋愛経験が少ないことを理由に、婚活をためらう必要はありません。
結婚を希望している人と出会える
恋愛経験が少ない人にとって、最初のハードルになりやすいのが「どこで結婚相手を探せばよいのか」という問題です。日常生活やマッチングアプリなどでも異性との出会いはありますが、出会った相手が必ずしも結婚を希望しているとは限りません。交際が始まってから、結婚への温度差が分かるケースもあるでしょう。
その点、結婚相談所には、結婚を目的として活動している人が登録しています。最初からお互いに結婚を意識して出会えるため、「恋愛の先に結婚があるか分からない」という状態から関係を始めなくていいのです。恋愛経験が少なくても、結婚という共通の目的を持った相手と出会い、結婚相手としてお互いを知っていけることは、結婚相談所ならではのメリットといえるでしょう。
交際の進め方について相談できる
相手と出会った後も、恋愛経験が少ない人ほど「何を話せばいいのか」「次のデートにはいつ誘えばいいのか」「結婚についていつ話せばいいのか」など、さまざまな場面で迷うのではないでしょうか。一人で婚活をしていると、相手の反応を自分だけで判断しながら次の行動を決めなければなりません。経験が少なければ、「この対応でよかったのだろうか」と悩む場面が増えてくることでしょう。
結婚相談所では、こうした婚活中の悩みについて担当のアドバイザーやカウンセラーに相談しながら活動を進められます。もちろん、アドバイザーやカウンセラーがすべてを決めてくれるわけではありません。しかし、迷ったときに第三者の視点からアドバイスを受けられる環境があることは大きなメリットです。恋愛経験が少ないからこそ、一人で試行錯誤するのではなく、サポートを受けながら婚活を進める方が、より早く結婚相手に巡り合えるのではないでしょうか。
まとめ:今は結婚や恋愛を望んでいなくても、気持ちは変わるかもしれない
この調査から、結婚を望まない人だけでなく、異性との交際を望まない人も少なくないことが分かりました。一方、「一生結婚するつもりはない」と考えている人の中にも、将来その気持ちが変わる可能性を感じている人はいます。
今、恋愛や結婚を必要としていないのであれば、無理に婚活を始める必要はありません。しかし、「仲のいい友人たちがみんな結婚してしまった」「同僚から子どもの話を聞いて自分も家族を作りたいと考えるようになった」など、生活環境や心境のの変化によって「結婚したい」と思うようになる可能性は十分にあります。その時に、これまでの恋愛経験の少なさを理由に結婚を諦めるのはもったいないですよね。
何から始めればよいのか分からない場合は、結婚を希望する人と出会い、交際について相談しながら活動できる結婚相談所も選択肢の一つです。結婚したいと思ったときが、自分なりの婚活を始めるタイミングと考えてみてはいかがでしょうか。





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