前回は、ChatGPTを使った会話練習の考え方や準備方法をご紹介しました。今回は実践編です。
実際のお見合いでは、会話が止まったり、返答に迷ったりする場面が少なくありません。
ここでは、婚活男性が会話で悩みやすい場面を想定しながら、ChatGPTへのプロンプト設定例と実際のやり取りを見ていきましょう。
共通プロンプト

最初に相手の情報などを入力し、どんな場面なのかをChatGPTに教えておきます。会話の内容に合わせて「シチュエーション」「最初の会話」などを変更してください。
なお、ChatGPTの設定などについては『婚活男性必見!ChatGPTを利用したお見合いでの「自然に続く会話」練習術①』で詳しく説明しています。
私(山田)は結婚相談所に入会しており、週末にお見合いを予定しています。その際に相手に不快感を与えず、いい印象を持ってもらうために会話の練習をしたいのでお見合い相手になってください。相手のプロフィールは以下のとおりです。練習の目的は会話のキャッチボールができることです。私が「※ここまでの内容をチェックしてください※」と記入したら、女性の視点で会話の中で気を付けるべき点や補足などをまとめて指摘してください。都度指摘する必要はありません。
■相手のプロフィール
性別:女性(名前:橋本)
年齢:32歳
年収:400万円
職業:メーカーの営業事務
家族構成:父、母、橋本さん、妹
趣味:美術館・博物館めぐり、カフェ巡り、料理
学歴:大学卒
外見:身長155cm、すらっとした体形、可愛らしい感じ
その他:初婚で子供はいない、共働きで家事育児を分担してくれる人を希望している
お見合い場所:都内のホテルのティーラウンジ、お互いに電車で到着、今回の席は結婚相談所のカウンセラーが予約済みでケーキセットの注文をしなければならない 、支払いは男性持ち
シチュエーション:向かい合って趣味の話をしているところ。私が返答した後は、無理に会話を進めず、実際のお見合いのように自然な温度感で返答してください。私への質問は不要。
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最初の会話:橋本さん「私は美術館や博物館を巡るのが好きなんです。月に1~2回は出掛けているんですよ。」
趣味の話が広がらないとき

お見合いでは、趣味の話がきっかけになることが多い一方で、「共通の趣味がない」「相手の話題についていけない」と感じて会話が止まってしまうケースも少なくありません。ここでは、趣味の話がなかなか広がらない場面を想定して会話をしていきましょう。
プロンプトは共通プロンプトをそのまま使用します。

(ここに共通プロンプトを入力する)



私は美術館や博物館巡りが好きなんです。月に1〜2回くらい行っています。
企画展を見ることが多くて、展示を見るのも好きなんですが、静かな空間でゆっくりできる感じも好きなんですよね。帰りに近くのカフェに寄るのも楽しみです(笑)



そうなんですね・・・。私はあまり美術館や博物館に行くことがなくて・・・。〈改善ポイント①②〉



(少し笑って、気まずくならないように受け止める)
そうなんですね。意外でした(笑)
でも、興味がないというより、行く機会があまりないっていう方も結構いますよね。私も学生の頃は全然行かなかったです。
無理に好きじゃなくても全然大丈夫ですよ。



そうですか・・・。〈改善ポイント③〉



はい(笑)。結構そういう方いらっしゃいますよ。
私も好きだから行ってるだけなので、みんなが好きなものだとは思ってないです。



※ここまでの内容をチェックしてください※
この一文を入力することによって、プロンプトによって下にフィードバックが表示されます。
ChatGPTからのフィードバック
結論から言うと、大きな失点はありません。ただ、お見合いとしては少し「受け身」「会話を閉じる方向」に寄っているように感じられます。
この会話から感じる男性の印象は「落ち着いている」「正直に話すタイプ」でしょう。しかし、現状の流れだと女性側は少しずつ不安を持ち始める可能性があります。それは全体的に男性の発言が短く、女性がかなりフォローをしているように見えます。この時の女性の気持ちは以下のようなものではないでしょうか。
・あまり興味ないかな?
・質問しない方なのかな?
・会話を私が引っ張る感じかな?
改善ポイント①「興味がない」の伝え方がややストレート
「私はあまり美術館や博物館に行くことがなくて…」
この言葉は事実として全く問題ありませんが、女性から見ると「私の好きな話題を終わらせたいのかな」と思われる可能性があります。
このようなときは共感しなくても関心を示すことが大切です。
改善ポイント②相手が話した情報を拾っていない
橋本さんは話の中でいくつものヒントを出しています。
・月1〜2回行く
・企画展が好き
・カフェも好き
しかし、返答では拾われませんでした。女性側としては、「ちゃんと聞いてくれてるかな?」という感覚につながります。
改善ポイント③「そうですか…」で止めると温度が下がる
このように返してしまうと、そこで会話のボールが落ちてしまいます。すると今度は女性側が話題を探さなければならなくなり、相手も困ってしまうかもしれません。こういう場合は共感を示しましょう。共感は「賛成」ではなく「理解」のサインです。
会話で意識したいこと
趣味が合わないこと自体は問題ではありません。大切なのは、自分が詳しいかどうかではなく、相手が楽しそうに話していることに興味を向けられるかどうか、です。そのためには、相手の答えに対して「どうして好きなのか」や「自分がやってみるならおすすめは何か」といった点を聞いてみると話が広がります。
■おすすめの返事
- 月1〜2回行かれるんですね。僕はあまり行ったことがないんですが、どんな企画展だと楽しみやすいんですか?
- そうなんですね。僕はあまり行く機会がなかったんですが、初心者でも楽しめるところってありますか?橋本さんのおすすめがあれば聞いてみたいです。
- 橋本さんはどんな展示だと『行ってよかった』って感じますか?僕は詳しくないので、そういう視点で聞いてみたいです。
仕事の話になったとき


お見合いでは、仕事に関することも必ずと言っていいほど話題にあがります。しかし男性は、専門用語が増えて説明が長くなってしまったり、反対に簡潔に答えすぎて会話が続かなかったりすることがよくあります。ここでは、仕事の話になった場面を想定して会話をしていきましょう。
プロンプトは共通プロンプトの最初の会話を以下のように変更します。
最初の会話:橋本さん「私はメーカーで営業事務をしています。」



(プロンプトを入力する)



私はメーカーで営業事務をしています。営業の方のサポートをしたり、受注や資料まわりを担当したりしています。
(少し笑って)
表に出る仕事ではないんですけど、誰かの役に立ってる実感があると嬉しい仕事だなと思っています。



私は都市銀行に勤務していて、普段は、主に地元のミドルマーケットの企業様を対象に、RM(リレーションシップ・マネジメント)を担当しています。単に融資をするだけでなく、企業の財務構造を分析して、最適なキャピタル・アロケーション(資金配分)のご提案や、LBOファイナンスのような高度なスキームを使って、企業の成長をサポートするのが主なミッションです。〈改善ポイント①〉



(少し目を丸くして、興味はあるけれど理解しようとしながら聞く)
すごい…かなり専門的なお仕事なんですね。
企業のお金まわりを考えたり、成長を支えるお仕事という感じなんでしょうか。
(少し笑って)
私は営業事務なので、そういう金融のお話は普段あまり触れる機会がなくて、新鮮でした。



(少し余裕のある笑みを浮かべ、身を乗り出すようにして)
そう言っていただけると嬉しいです。確かに、僕たちが扱っているのは数億、時には数百億円単位の資金なので、一歩間違えれば企業の運命を左右する責任重大な仕事なんですよね。
だからこそ、普通の営業とは違って、企業の社長や役員といった『経営トップ』と対等にディスカッションをして、僕の提案一つで会社を動かしていく。そこに最高にシビれるような面白さがあるんです。
まぁ、その分、常に日本の経済を引っ張っているっていうプライドとプレッシャーはありますけどね(笑)〈改善ポイント②③〉



(少し驚いたように聞きつつ、笑顔は保つ)
そうなんですね。責任の大きいお仕事なんだなというのは伝わってきました。
(少し考えて)
私だったら、数億とか数百億って聞いただけで緊張してしまいそうです(笑)。そういう大きな判断を日々されているのはすごいなと思いました。
(少し柔らかく)
一方で、プレッシャーもかなりありそうですね。



(さらに椅子の背もたれにゆったりと体を預け、自信に満ちた笑みを浮かべて)
あはは、確かに最初は誰でも緊張しますよね。でも僕の場合、むしろそのプレッシャーが最高のガソリンになるタイプなんです。
普通の人が足をすくませるような修羅場や、一瞬の判断ミスも許されない巨大なプロジェクトほど、アドレナリンが出て頭が冴え渡るというか。ライバルたちを抑えて、そのヒリヒリするようなポジションを勝ち取ってきたという自負もありますからね。 それに、僕がリスクを完璧にコントロールして出した答えだからこそ、経営者の方々も何百億という決断を僕に委ねてくれる。その信頼の重さに応えられる人間って、日本中でほんの一握りしかいないと思っているので、プレッシャーすらも特権だと思って楽しんでいます。〈改善ポイント②③〉



(少し驚いたように聞いて、相槌を打ちながら)
なるほど…プレッシャーを負担というより、やりがいや原動力として捉えていらっしゃるんですね。
(少し考えて、穏やかに)
お話を聞いていると、お仕事に対してすごく責任感と誇りを持って取り組まれているのが伝わってきました。
(少し笑って)
私は逆に、派手に前に出るより、周りが動きやすいように整えたり支えたりする方が向いているタイプなので、そういう世界は想像がつかないです。



※ここまでの内容をチェックしてください※
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結論から言うと、能力が高そう・仕事ができそうという印象は強く出ています。一方で、結婚相手としての安心感は下がり始めています。
この会話を聞いている女性は、最初は「すごい仕事なんだな」と思ってくれるでしょう。しかし、段々と以下のような方向に関心が移っていくはずです。現時点で不快ではありませんが、「圧」は感じ始めます。
・仕事への自信が強い人なんだな
・かなり競争環境で生きてきた人なのかな
・私と生活するとどんな感じなんだろう?
改善ポイント①専門用語+規模+自己評価が連続している
あなたの説明は仕事の場所では魅力になる要素です。ただ、専門用語を使いすぎると、その仕事内容を知らない人には理解できない部分が多くなって関心が薄れてしまう可能性があります。
お見合いで女性側は仕事内容の正確さより、「この人と話していて居心地がいいか」を見ています。今の流れだと、「私には分からない世界だな」という距離感が生まれやすいです。
改善ポイント②「自信→自負→選ばれた人」が積み上がっている
「ライバルたちを抑えて」や「日本中でほんの一握り」といった表現は、お見合いでは少し危険です。
こうした話し方が続くと、女性によっては次のように感じることがあります。
・少し仕事モードが強そう
・家庭でも正解や成果を重視するタイプかも
・一緒にいる時に気を遣いそう
改善ポイント③相手が入り込む余地が減っている
橋本さんは営業事務です。プロフィールから推測すると、協調・分担・安定・生活を一緒に回したい、といった価値観があるように見えます。
しかし、「修羅場が好き」「プレッシャーが快感」「特権」といった言葉が続くと「尊敬はするけど、結婚生活の想像が難しい」という感情に寄ってくる可能性が高くなります。
「会話で意識したいこと」とおすすめの返事
男性が大変な仕事をしていることは伝わりますが、人柄や生活感が見えてきません。お見合いのときの仕事説明のコツは、ひとつの目安として「仕事内容20% → やりがい30% → 人柄50%」くらいと考えましょう。
お見合いで仕事の話をする目的は、相手にすごいと思ってもらうことではありません。どんな価値観で働いていて、どんな毎日を送りそうな人なのかを知ってもらうことです。
■おすすめの返事
- 都市銀行で法人営業をしています。企業さんの資金や経営の相談に乗る仕事で、融資だけじゃなくて、成長に向けた提案をすることもあります。責任はありますが、長くお付き合いして信頼していただけると嬉しいですね。
- 企業の経営者の方とお話しして、資金面から会社の成長をサポートする仕事です。大きな決断に関わることもあるので緊張感はありますが、やりがいがあります。
- 責任が大きい仕事なので緊張感はありますね。でも、お客様が大きな決断を任せてくださる瞬間はやりがいがあります。休日は意識して切り替えるようにしています(笑)。
女性から質問されたとき


会話はキャッチボールですから、相手から質問を受けることは当然あります。しかし「何をどこまで話せばいいかわからない」「話しすぎてしまいそう」と戸惑う男性は意外と多いものです。ここでは、女性から質問された場面を想定して会話をしていきましょう。
プロンプトは共通プロンプトのシチュエーションと最初の会話を以下のように変更します。
シチュエーション:向かい合って趣味の話をしているところ。最後に私に休日の過ごし方を聞く。
最初の会話:橋本さん「私は休日には美術館や博物館に行くことが多いんです」



(プロンプトを入力する)



企画展を見に行くことが多いですね。
展示を見たあとに近くのカフェに寄ったり、そのまま少し街を歩いたりして、わりとのんびり過ごすことが多いです。
山田さんは、休日はどんなふうに過ごされることが多いんですか?



週3〜4回はジムで筋トレしています。休みの日も行くことが多いですね。



そうなんですね。週3〜4回って結構しっかり通われているんですね。
(少し笑って)
私、そこまで運動習慣がないので、継続できる方ってすごいなと思います。
(少し考えて)
筋トレって、最初は健康目的で始める方も多そうですけど、山田さんはどんなきっかけだったんですか?



やっぱり筋肉質な男の身体って魅力的だと思いませんか?
食事にも気を使ってますし。
今日はケーキセットを注文しなくちゃならなかったので頼みましたが、甘いものは食べないようにしてるんです。
なので、今日はケーキは遠慮させてもらいます。〈改善ポイント①②〉



なるほど、見た目づくりというより、体づくりも含めて生活習慣として続けていらっしゃる感じなんですね。
(ケーキに目を向けて)
ケーキはお気遣いなく大丈夫ですよ。普段から意識されているなら、無理して食べるものでもないですし。
私は甘いもの好きなので、今日は普通に楽しませてもらいます(笑)



※ここまでの内容をチェックしてください※
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「趣味が合わない」「仕事語り」も失敗しやすいですが、今回のやり取りは、「本人に悪気がないうえに、本人としてはちゃんと答えているつもり」という、婚活男性のリアルな落とし穴となっています。今回は実際のお見合いで起こりやすい反応を意識して評価します。
結論から言うと、減点というより「惜しい」です。筋トレという趣味自体は健康意識や継続力を感じられるためプラスですが、「価値観の共有」ではなく「価値観の承認要求」に寄ってきています。
良かった点:趣味が具体的で生活が想像できる
「週3〜4回ジムに通う」「食事にも気を使う」というフレーズから、以下のような印象につながります。
・健康管理できそう
・自己管理能力ありそう
また、生活習慣を大切にするタイプという印象にもつながるため、橋本さん(共働き・家事育児分担希望)とも相性が悪くないと考えられます。
改善ポイント①「魅力的だと思いませんか?」が答えづらい
筋肉質な男性を魅力的と感じる女性もいますが、価値観は人それぞれです。これは相手も否定しづらい質問であるうえ「僕の価値観に共感してほしい」というニュアンスに聞こえてしまう可能性があります。
橋本さんのプロフィールをみると、「外見評価より生活の心地よさ」を大切にしているように感じられます。
■おすすめの返事
- 自己満足なんですけど、成果が見えるのが好きなんです(笑)。
- ストレス発散というより、生活の一部になってます。
改善ポイント②ケーキを完全拒否すると「一緒に楽しむ余白」が見えにくい
「甘いものは食べないので、ケーキも遠慮する」という考え方は間違ってはいません。しかし、お見合いは面接ではなく、同じ時間を一緒に過ごした時の雰囲気を見る場でもあります。
橋本さんは料理好きなので、このように考えてしまうかもしれません。
・普段の食事もかなり制限がありそう
・外食や食事イベントを楽しみにくいタイプかもしれない
・料理しても遠慮されそう
■おすすめの返事
- 普段は控えてるんですが、こういう時くらいは楽しみます(笑)。
- せっかくなので、今日は少しだけいただきます(笑)。
会話で意識したいこと
自分が普段どのように過ごしているかを通じて自己開示をし、相手に自分の人柄を知ってもらう意識を持ちましょう。また、「相手に賛成してもらうこと」ではなく、「相手が賛成しなくても気持ちよく会話が続けられること」を目指すと、柔軟さや一緒に過ごしやすい印象につながります。
こういった質問では、自分語りモードに入らないよう注意が必要です。自分の得意分野だと饒舌になってしまう男性は少なくありませんが、相手が話す時間を奪ってしまっては意味がありません。自分が答えた後は相手にも質問を返し、テンポよく会話のキャッチボールを続けることを意識しましょう。
「正しく答えること」より、「自分を知ってもらいながら会話を続けること」も心がけてください。
会話が途切れて沈黙が流れたとき


順調に話していたつもりでも、ふと会話が止まってしまう瞬間があります。沈黙が続くと焦ってしまい、無理に話題を探したり、一方的に話し続けたりしてしまう男性も少なくありません。ここでは、会話が途切れてしまった場面を想定しながら、ChatGPTを使った練習方法を見ていきましょう。
プロンプトは共通プロンプトのシチュエーションと最初の会話を以下のように変更します。
シチュエーション:向かい合って趣味の話をしているところ。相手は私の趣味に興味があまりなく、返答に困ってしまって沈黙が流れてしまう。私への質問は不要。相手も焦り、フォローもすんなり出てこない。
最初の会話:私「私の趣味は釣りなんです。特に海釣りが好きです。」



(プロンプトを入力する)



趣味は釣りなんですね……海釣り…。
(少し間が空く)
私、釣りは本当に詳しくなくて……周りにもあまりやっている人がいないので、あまりイメージが湧かなくて。



あ、あ、あぁ、女性で釣りが好きな人ってあまりいないですよね…。
〈改善ポイント①③〉



いえ、そんなことないと思いますよ。好きな方は好きなんだと思います。
(少し困ったように笑う)
ただ、私はやったことがなくて……なので、あまり想像がつかないというか。



そ、そうですね…。〈改善ポイント③〉



(少し笑ってうなずく)
……。



あ、えーと、このケーキ美味しいですよね。〈改善ポイント②③〉



(ケーキを少し見て)
…そうですね。こういうホテルのラウンジって普段あまり来ないので、少し特別な感じしますね。
(少し間)
……。



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この会話では、「会話が止まりそう→沈黙が怖い→話題を急いで出す→さらに浅くなる」という流れに入りかけています。橋本さんは「釣りが嫌」なのではなく、「反応の仕方が分からない」「自分から広げる材料がない」という状態です。
改善ポイント①自分が相手の代わりに結論を出してしまっている
「女性で釣り好きな人ってあまりいないですよね…」という言葉は、女性側が以下のような感想を持ってしまいやすく、気を使わせてしまう表現です。
・興味ないと思われた?
・フォローしないといけない?
・否定した方がよかったのかも…
しかし、今回の会話では、少し自虐寄りではあるものの、自分で勝手に「つまらない男だと思ったんだろう」「自分の話には興味がないんだ」と結論付けてはいません。答えに困っている女性に対してストレートにその感想を口にしないことは賢明な判断です。
■おすすめの返事
- 結構、人を選ぶ趣味かもしれませんね(笑)。
改善ポイント②沈黙を埋めるためだけの話題転換になっている
唐突に「このケーキ美味しいですよね」と話を変えようとすることは間違っていません。しかし、この一言だけだと話がここで途切れて、また沈黙を生みやすくなります。今回の場合、橋本さんの趣味に「カフェ巡り」があるので、話題転換するなら「相手の土俵」に少し寄せる質問を続けるといいでしょう。
■おすすめの返事
- このケーキ美味しいですよね。ホテルのラウンジって普段から来ますか?
- このケーキ美味しいですよね。そういえばカフェ巡りが好きなんですよね。お気に入りのお店ってありますか?
- このケーキ美味しいですよね。カフェで何か甘いものとかを食べたりしますか?
改善ポイント③焦りが言葉に出始めている
「あ、あ、あぁ」や「そ、そうですね…」といった言葉が出ること自体は普通です。ただ、お見合いは初対面なので、相手は「緊張してるのかも」、「楽しめてないのかな?」と受け取る人もいるでしょう。
沈黙は10〜15秒くらいなら意外と問題になりません。無理に埋めない方が結果的に落ち着いて見えます。
沈黙が流れた時の対処法
言葉が止まりがちなときに、無理に深掘りする必要はありません。焦って変なことを口走るよりも、ゆったりと構えて別の話に切り替える方が自然です。
今回の会話では、目の前のケーキ→相手の趣味がカフェ巡り→カフェやケーキの話題に移る、という風にすると、相手が話しやすい話題に持って行きやすくなります。また、沈黙が流れたときは飲み物を口にして、考える時間に充てたり「話題を変える間(ま)」として利用するのもおすすめです。
普段の何気ない会話でも、言葉を発しない時間はできるものです。沈黙そのものより、焦って空回りする方が印象に残りやすいので、過度に恐れる必要はありません。
相手の返答がそっけなく感じたとき


相手の返答が短かったり、反応が薄く感じられたりすると、「もしかして興味を持たれていないのでは」と不安に感じてしまいますよね。その焦りから質問を重ねすぎたり、自分ばかり話してしまったりすることも多いでしょう。ここでは、相手の返答がそっけなく感じた場面を想定しながら、ChatGPTを使った練習方法を見ていきます。
プロンプトは共通プロンプトのシチュエーションと最初の会話を以下のように変更します。
シチュエーション:向かい合って生活の話をしている。相手の女性の返事が短くて、そっけない。私への質問もない。
最初の会話:私「橋本さんはご両親と妹さんの4人家族でしたよね。ご家族とは一緒に暮らしているんですか?」



(プロンプトを入力する)



はい、今は実家で暮らしています。
(少し間)
職場から通える距離なので、そのまま実家にいる感じですね。



そうなんですね。
実家と職場が近いと、そのまま住む方も多いですよね。



そうですね。
(少し考えて)
通える距離なので、一人暮らししようかなってあまり考えたことはなかったです。



なるほど。実家だといろいろ楽ですからね。〈改善ポイント①〉
料理とかするんですか?



料理はたまにします。
(少し考えて)
毎日ではないですけど、休みの日や時間がある時に夕飯を作ることはあります。そんなに凝ったものではないですけど。



そうなんですね。〈改善ポイント②③〉



母が作ることの方が多いので、私は毎日ではないですね。
作るのは嫌いじゃないですけど、家で食べるような普通のものが多いです。



※ここまでの内容をチェックしてください※
ChatGPTからのフィードバック
今回は意図的に「返事が短い相手」と会話している設定ですが、ここまでの流れは実際によく起きる失速パターンです。失敗というほどではありませんが、キャッチボールとしては少し止まりかけています。
会話を広げようという意識が薄く、山田さん側が返答を受け取ったあとに会話を止めているような感じです。
良かった点:実家暮らしを否定しなかった
「実家と職場が近いと、そのまま住む方も多いですよね。」という返しは、「実家=楽」「一人暮らし=自立」という価値判断に寄せず、状況理解となっています。これはとても自然です。また、その後に話題を料理に移しているのもプロフィールの趣味に沿っているので流れがスムーズです。
改善ポイント①:「実家だといろいろ楽ですからね」は少し雑に聞こえる可能性
この言葉に悪意はないでしょう。しかし、女性によっては以下のように感じる人もいるかもしれません。
・実家だから楽してると思われた?
・もしかして、家事してない前提?
■おすすめの返事
- 通勤面では助かる部分ありますよね
- 実家と職場が近いと、一人暮らししようとはなかなか思わないですよね。
改善ポイント②:短い返事を「終わり」と解釈している可能性がある
橋本さんの答えは短いですが閉じていません。例えば「作るのは嫌いじゃない」と言っているのですから、続けられる余地があります。
会話が短いからといって、「自分に興味がないのかも」「別の話題を探さないと」と決めつけるのは良くありません。
改善ポイント③:相手の答えに対して続けようとする意志が見えにくい
橋本さんが「作るのは嫌いじゃないですけど、家で食べる普通のものが多いです。」と言ってくれているのに、「そうなんですね」の一言で返しています。これでは話が広がりません。
橋本さんは「料理を作る」「作ることは嫌いではない」「作る料理は普通のもの」と3つの情報を出しているので、こういうところをもう少し深掘りするといいでしょう。
■おすすめの返事
- 料理が趣味ってありましたけど、どういうところが好きなんですか?
- 普段、どんなものを作ることが多いですか?
- 得意な料理ってありますか?
会話で意識したいこと
男性は女性からの答えが短いと「脈がない」と勝手に判断しがちです。しかし、情報量を少しずつ出すタイプの人もいますし、相手が緊張している可能性もあります。
短い会話の中でも改善ポイント②のように、相手が情報を出してくれている場合、その部分を拾って繋げていくと、「この人は話をちゃんと聞いてくれているんだ」と安心してもっと長く話してくれることも多いものです。
また、相手への質問の前に、例えば「自分は一人暮らしなので何とか料理を作ってるんですけどレパートリーが少なくて困っているんですよね」といった、自己開示があると相手に自分の人となりを知ってもらうことができます。こういったちょっとした会話が相手に安心感を与えることもあるので、会話に少し足してみることも意識してみましょう。
将来観・結婚観の話になったとき


お見合いの席でも、将来の働き方や家事分担・子どもに対する考え方など、結婚後を意識した話題になることがあります。こうした質問を受けると、「どう答えるのが正解なのか」と考え込み、会話がぎこちなくなってしまいがちです。ここでは、将来観・結婚観について話す場面を想定しながら、ChatGPTを使った練習方法を見ていきます。
プロンプトは共通プロンプトのシチュエーションと最初の会話を以下のように変更します
シチュエーション:向かい合って結婚生活の話をしているところ
最初の会話:橋本さん「私は結婚してからも働きたいなと思っているんですが、山田さんは結婚後の生活はこうしたい、とかありますか?」



(プロンプトを入力)



私は結婚してからも働きたいなと思っているんですが、山田さんは結婚後の生活はこうしたい、とかありますか?



私も共働きがいいなと思ってました。
子供も欲しいので、お金もかかりそうですし。〈良かった点①②〉



確かに、子どものことを考えると、ある程度は安心できる環境を作っておきたいですよね。
私もずっと仕事を続けたい気持ちはあるんですけど、もし子どもができた時は、お互いに協力しながらやっていけるのが理想だなって思っています。
山田さんは、家事とか育児って、どんなふうに分担できたらいいなって考えてますか?



そうですね、理想は半分ずつなんですけど、正直、私は毎日帰りが遅いことが多くて、あまり手伝えないかもしれないんですよね。〈改善ポイント①②〉



お仕事お忙しいんですね。営業職とかだと、帰りが遅くなる方も多いですもんね。
ただ、ずっと奥さん側に負担が偏っちゃうと、たぶん大変になってしまうと思うので…「できる時にやる」だけじゃなくて、どうやって協力するかを一緒に考えられる人だと安心かな、とは思っています。
例えばですけど、平日は難しくても休日は家事を担当するとか、家電やサービスを活用するとか、そういう形でも全然違うのかなって。



そうですよね、どちらかに偏るのは良くないですよね。〈良かった点③〉
ただ、結婚した友人たちからは、どうしても奥さんの負担が大きくなるって聞きました。〈改善ポイント②③〉



たしかに、そういう話は私の周りでも聞きますね。特に子どもが小さいうちは、どうしてもお母さん側の負担が増えやすいのかなって思います。
でも、「そうなるもの」って最初から決めつけられちゃうと、少し寂しいかもしれないです。
もちろん完璧に半分ずつじゃなくてもいいんですけど、相手を気遣いながら調整していける関係が理想ですね。



※ここまでの内容をチェックしてください※
ChatGPTからのフィードバック
全体としては、大きな失礼や圧迫感はなく、穏やかに会話できています。一方で、現時点ではやや「受け身」「他人事」に見えやすい部分があります。
今回のテーマは「家事・育児への参加意識」「結婚後の協力姿勢」「思いやり」を見られています。
良かった点①:共働きへの理解を示せている
橋本さんの希望を否定しておらず、「私も共働きがいい」と合わせられているのは自然です。
良かった点②:子どもの話題を自然に出せている
「子供も欲しいので」という話は、将来を考えている印象につながります。
お見合いでは、結婚観や家族観が極端に見えないことが大事なので、このくらいの温度感が自然です。
良かった点③:相手の意見を受け止めている
「どちらかに偏るのは良くないですよね」という言葉は、は共感として自然です。反論せず、相手の考えを受け止める姿勢は好印象につながります。
改善ポイント①:「手伝う」という言葉が気になる女性は少なくない
「手伝う」という表現をすると、女性側からは「家事育児は女性主体なのかな」と思われやすくなります。「参加」「分担」「担当」といった言葉を使う方が印象が良くなります。
■おすすめの返事
- できる役割は持ちたいです
- 分担は相談しながら決めたいです
改善ポイント②:話が「忙しいから難しい」で止まっている
今回の会話では、「忙しい」「帰りが遅い」「奥さんの負担が増えがち」という、自分には難しいという話で終わっています。こういう場合は「どう協力したいか」まで話せると安心感が増します。
■おすすめの返事
- 平日は難しくても休日は担当したいと思っています
- 料理は難しいかもしれませんが、それ以外ならできることも多いと思います
- 便利な家電やサービスを利用して、お互いが楽になるなら使っていきたいですよね
改善ポイント③:他人の話で終わっている
「友人たちがそう言っていた」は共感材料としては悪くありません。しかし、女性側は最終的に「山田さん自身はどう考えているのか」を知りたいと考えているはずです。
他人の話の後に、自分の考え方に戻す流れがあると自然です。
会話で意識したいこと
「将来どういう結婚生活を送りたいか」という話題では、現実理解と協力姿勢をセットで話すことが非常に重要です。ただ「忙しい」というだけでは、「家庭優先度が低い」と受け取られる可能性があるからです。現実的には難しいかもしれないけれど、こういう協力はできる、よく話し合っていきたい、という姿勢を示す言葉があると印象がぐっと良くなります。
また、お見合いでは「優しいことを言う人」より、「今後の生活を想像できる人」が有利です。そのためには、会話に以下のような内容を織り交ぜて自己開示をすると同時に、相手にもたくさん話してもらうことを心がけましょう。
・自炊の頻度
・一人暮らしの経験
・得意な家事
・普段の暮らしぶり
お見合い終了時、最後に何を話せばいい?


お見合いでは、会話中よりもむしろ帰り際に「最後に何を話せばいいのかわからない」と悩むことも多いでしょう。話が盛り上がった場合も、手応えがなかった場合も、締め方によって相手に残る印象が変わることもあります。ここでは、お見合い終了時の場面を想定しながら、ChatGPTを使った練習方法を見ていきます。
プロンプトは共通プロンプトのシチュエーションと最初の会話を以下のように変更します
シチュエーション:お見合いの終了時間になり、男性が伝票を持って立ち上がったところ
最初の会話:橋本さん(財布を出して)「私の分は私が出します。」



(プロンプトを入力)



(財布を出して)私の分は私が出します。



いえいえ、ここは男性が支払うことになっていますから。〈改善ポイント①〉
じゃあ、行きましょうか。(伝票を持って会計に行き支払いを済ませる)



ありがとうございます。ごちそうさまでした。
ちゃんとお気遣いいただけるだけで十分嬉しいので…そう言っていただけて安心しました。



私もとても楽しかったです。お時間を作ってくれてありがとうございました。
またぜひお会いしたいです。



こちらこそ、ありがとうございました。
私もすごくお話しやすくて、あっという間に時間が過ぎちゃいました。
またお会いできたら嬉しいです。



そうですか、嬉しいです。
いいお返事を期待していますね。〈改善ポイント②〉



今日は本当にありがとうございました。
お返事は相談所を通してになりますけど、またご縁があったら嬉しいです。



※ここまでの内容をチェックしてください※
ChatGPTからのフィードバック
全体としては、かなり穏やかで自然なお見合い終了の流れになっています。特に「感謝」「また会いたいという意思」「丁寧さ」はしっかり伝えられています。
良かった点①:支払い後の空気感が自然
今回は、会計→お礼→感想→また会いたい、の流れがとても自然です。
お見合いでは、「事務的すぎる」「急いで帰りたさそう」といったことが出やすいのですが、この会話では丁寧に会話を閉められています。
良かった点②:「私も楽しかった」が入っている
女性は「自分との時間を楽しんでくれたかどうか」をかなり気にしています。なので、「ありがとうございました」だけより、「楽しかった」という感想がある方が好印象です。
良かった点③:「またぜひお会いしたい」が自然
結婚相談所では、「好意が分かりにくい」「社交辞令か判断しにくい」という男性も多いので、「また会いたい」ときちんと意思表示できるのはプラスです。
改善ポイント①:「男性が支払うことになっています」は少し事務的
この言い方だと、少しだけ「義務感から支払いをしているのかな?」と思われるかもしれません。「この人自身の気持ちで払ってくれている」と感じてもらえると好感度が上がります。
■おすすめの返事
- ここは私が払いますよ。
- どうぞ気にしないでください。
改善ポイント②:「いいお返事を期待していますね」は圧になりやすい
笑顔で言えば重くはなりにくいかもしれませんが、中には「圧が強い」と感じる人もいるでしょう。特に、まだ結論をどうするか決めていない場合、少し返事を急かされたような気になってしまうこともあるかもしれません。
その前の会話で「またぜひお会いしたいです」と伝えていますし、相手の女性も「またお会いできたら嬉しいです」と言ってくれています。ですので、「そうですか、嬉しいです。」と答えるだけで十分です。この時笑顔を忘れないようにしましょう。
会話で意識したいこと
お見合い終盤は、穏やかさと丁寧さに気をつけましょう。お見合いで相手の女性を気に入ったからと言って「ここでもっと好意を伝えよう」とすると、かえって逆効果になることも多いです。女性は「断りづらさ」に敏感なので、「いい返事を期待しています」「絶対にまた会いましょう」といった強い言葉は負担になりかねません。
無理に印象を残そうとしないほうが、結果的に印象が良くなることが多いものです。感謝と気遣いの言葉があればそれで十分です。
■おすすめの返事
- 本当に今日はありがとうございました。気をつけて帰ってくださいね。
まとめ:ChatGPTは「会話の答え」ではなく「練習相手」
今回ご紹介した会話例やプロンプトは、あくまで一例です。大切なのはそのまま覚えて使うことではなく、自分に合った会話の進め方を見つけていくことです。
ChatGPTは答えを教えてくれる存在ではなく、失敗しながら練習できる相手として活用するのがおすすめです。お見合いはもちろん、仮交際のデートやLINEなど、状況を変えて何度も試してみてください。練習を重ねることで、少しずつ自然な会話につながっていくはずです。






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