「話すたびに口臭が気になって集中できなかった」
「前日が飲み会だったのか、お見合いの最中ずっとお酒臭さが気になった」
こんな理由でお見合いをお断りされた経験はありませんか?
年収や学歴、性格に問題がなくても、「ニオイ」が原因で生理的に受け付けられないと判断されてしまうケースは少なくありません。しかもニオイは自分では気づきにくく、対策が後回しになりがちです。今回は婚活で即NGになりやすいニオイの原因と、今日からできる対処法を分かりやすく解説します。
婚活において「ニオイ」が致命的になってしまうのはなぜ?

誰かに初めて会うタイミングで、相手があなたのことを「臭い」と感じてしまうと、その人とのご縁はそこで終わりになってしまうことがほとんどです。ここではなぜ「ニオイで婚活が一発終了」になってしまうのかを考えていきます。
「ニオイ」は「生理的に無理」に直結する
「ニオイ」は、結婚相談所に寄せられるお断り理由の中でも非常に多い項目のひとつです。
年収・学歴・容姿といった条件がどれだけ良くても「(ニオイが気になって)一緒にいるのがつらい」「近くにいると落ち着かない」と感じさせてしまうと、その時点でご縁は終わってしまいます。ニオイは好みや価値観以前の問題なので、理屈や努力で我慢できるものではなく、生理的な拒否感に直結しやすい問題と言えるでしょう。そのため初対面や数回のデートといった早い段階で即座に判断されやすく、改善のチャンスすら与えられない…という結果になりがちです。
婚活において、「ニオイ」はそれほどまでに影響力の大きい要素であることを覚えておいてください。
ニオイは自分では気づきにくく対処が後手になりやすい
ニオイの問題が厄介なのは、自分では気づきにくく、対処が後手になりやすい点にあります。
人は毎日同じ環境や自分の体臭を嗅いでいるため、嗅覚が慣れてしまうことで自分が発する不快なニオイを感じにくくなります。その結果、「自分は臭くない」「自分には関係ない」と無意識に思い込んでしまいがちです。
また、ニオイは非常にデリケートな話題のため、本当は臭いと感じていても他人が指摘することをためらうことが多く、本人だけが気づかないまま婚活を続けてしまうケースも少なくありません。
本来は生活習慣やケア次第で改善できるニオイも多いのですが、面倒くささや恥ずかしさから後回しにされやすいのが現実です。
婚活で特に嫌がられやすいニオイと対処法

問題になりやすいニオイには、大きく以下の3つに分けることができます。
- 身体から出るニオイ
- 持ち物や生活習慣によるニオイ
- 慣れない人工的な香料への不快感
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①身体から出るニオイ
身体から出るニオイとは、普段のケア不足や体質・年齢などによって発生するものです。代表的なものを5つご紹介します。
| ニオイの種類 | 原因(原因成分) |
|---|---|
| 口臭 | 虫歯、歯周病、舌苔など |
| 汗臭さ | 雑菌の繁殖 |
| 飲食後の口臭・体臭 | 飲食物 |
| 加齢臭(ミドル脂臭) | ノネナール(ジアセチル) |
| ワキガ | アポクリン汗腺 |
口臭
口臭は婚活で最も気づかれやすく、会話中に直接相手に伝わってしまうニオイです。
原因として多いのは虫歯や歯周病、舌に付着する舌苔(ぜったい)などが挙げられます。舌苔は下の表面に付いた白や黄色みがかかった苔状の汚れのことで、食べかすや最近や細胞などがこびりついたものです。口臭は口腔内の環境が悪化すると強くなりますが、それ以外にも空腹時や水分不足で口の中が渇いても発生しやすくなります。本人は気づきにくい一方で、相手には強い印象を残してしまうため注意が必要です。
食後の歯磨きや定期的な歯科検診でトラブルを防ぎ、舌ケア(舌ブラシ)を習慣にすることが基本的な対策になります。加えて、こまめな水分補給や、デート前のマウスウォッシュなどの口腔ケアも効果的です。
汗臭さ
汗臭さは、汗そのものではなく、皮膚表面の雑菌が繁殖するために発生します。特にお見合いやデートでは緊張やストレスから普段以上に汗をかきやすく、気づかないうちにニオイが強くなってしまうことがあります。清潔にしているつもりでも、対策が不十分だと不快感を与えやすいニオイです。
入浴時には汗をかく部分をしっかり洗って清潔に保つように心がけることが一番の対策になります。シャワーで済ます場合も汗や皮脂をしっかりと洗い流すように心掛けましょう。事前に制汗剤を使用したり、かいた汗を汗取りシートやウェットシートなどで拭いたりするのも有効です。
飲食後の口臭・体臭
ニンニク・アルコール・脂っこい食事は、口臭や体臭として現れることがあります。体内で分解された成分が汗や呼気として排出されるため、場合によっては翌日までニオイが残ることも…。本人は気づきにくいものの、相手には「生活習慣が合わなそう」という印象を与えてしまうこともあります。
飲食物による口臭・体臭は食事内容に配慮することが最も効果的です。お見合いやデートの前日はお酒や脂っこい食事を控えるようにしましょう。あわせて、消臭ケア用品の活用や十分な水分摂取を心がけ、体内の循環を良くすることもニオイ対策につながります。

加齢臭
加齢臭は年齢とともに皮脂の質が変化し、皮脂中の脂肪酸が酸化・分解されることで発生する「ノネナール」という物質が主な原因で、40~50代で現れるのが一般的です。古本や枯れ草のようなニオイと例えられることが多いようです。特に首元や耳の裏、背中周辺から出やすいとされており、「清潔にしているのに指摘された」というケースも少なくありません。
対処法としては体を優しく洗って常に清潔に保ち(強く洗うのはNGです)、脂っこい食事やアルコールを控え、十分な睡眠と適度な運動が有効です。あわせて消臭ケア用品の活用や加齢臭対応のボディソープを使用するとより効果的です。
加齢臭とは少し違いますが30~40代の男性に多い「ミドル脂臭」というものもあります。ミドル脂臭は汗に含まれる乳酸と、皮膚常在菌が作り出す「ジアセチル」という物質が混ざることで発生します。こちらは使い古した油のようなニオイが特徴で主に後頭部や首筋から発生します。
ミドル脂臭は頭皮を清潔に保ちドライヤーでしっかり乾かすこと、汗をかいたらすぐに拭き取ること、脂っこい食事を控えること、といった対策が有効です。
ワキガ
脇の下に多く存在するアポクリン汗腺から分泌される汗が、皮膚の常在菌が分解することで、特有の強い臭いが発生します。アポクリン汗腺の発達には遺伝的要因が大きく関係しており、体質による影響が強いのが特徴です。また、ストレス・ホルモンバランス・生活習慣などでも悪化しやすくなります。
本人が自覚している場合も多く、「身体を清潔に保つ」「汗をこまめに拭く」「生活習慣を整える」といったことが基本的な対処法になります。他にも「ムダ毛を処理する」「通気性のよい衣類を身に付ける」といったことも大切です。
しかし、改善が難しい場合は医療機関に相談することも考えておくとよいでしょう。
②持ち物や生活習慣によるニオイ
自宅・自室の管理が行き届かないなどの理由で、服やカバンなどにニオイが染みついてしまう場合があります。代表的なものを4つご紹介します
| ニオイの種類 | 原因 |
|---|---|
| 服の生乾き臭 | 雑菌の繁殖 |
| 服やカバンなどについたカビ臭さ | 手入れ不足や収納環境 |
| ヤニ臭さ | タバコ |
| 部屋のニオイ | 生活臭 |
服の生乾き臭
服の生乾き臭は、洗濯後に十分に乾かないことで雑菌が繁殖して発生します。乾かしてもニオイが取れずに焦ってしまうこともあるかもしれませんね。見た目が清潔に見えても周囲には強い不快感を与えてしまいやすいものです。
一度ついた生乾き臭を取る簡単な方法は熱を使って殺菌すること。乾燥機に高温で10~15分程度かけたり、アイロン(スチームなし)を当てたりすることでニオイを消すことができます。ただし、何度洗ってもニオイが取れない場合は衣料用の漂白剤を使用してみてください。
一人暮らしの場合は部屋干しすることが多くなるため、普段から抗菌成分が多く含まれる「部屋干し用洗剤」を使うのがおすすめです。デリケートな素材で中性洗剤を使う場合も除菌剤や抗菌剤が含まれるものを選ぶのがコツです。

服やカバンなどについたカビ臭さ
服やカバンにつくカビ臭さは、手入れ不足や収納環境が原因で発生します。特に湿気の多いクローゼットや風通しの悪い場所に保管していると、知らないうちにニオイが染みついてしまいます。コートやスーツなど使用頻度が低いものほど注意が必要で、着用した瞬間に相手に気づかれてしまうこともあります。
すぐにクリーニングせずに何度か着用するスーツやコートなどは、ブラシで汚れを落として一晩部屋に吊るして湿気を取っておくと安心です。また、クローゼットはぎゅうぎゅうに詰め込み過ぎないように気をつけて、時々は換気するように心掛けましょう。
ヤニ臭さ
ヤニ臭さは喫煙者本人が最も気づきにくいニオイです。タバコのニオイは髪や服、カバンなどあらゆる持ち物に付着し、近くにいなくても感じ取られてしまいます。非喫煙者にとっては強い不快感となり、婚活では大きなマイナス要因になりやすい点にも注意しましょう。
本数が少ない場合はお見合いやデート前は喫煙を控え、消臭スプレーなどで衣類や髪のケアを行うことが有効です。ただ、将来的に子供を持つことを考えて、この機会に禁煙することも考えてみてはいかがでしょうか。
部屋のニオイ
換気不足・生ごみ・排水口のニオイなどの生活臭は、服や持ち物に移りやすく、本人が外出しても気づかないまま周囲に不快感を与えてしまうことがあります。こうしたニオイは「だらしない」「生活が合わなそう」といった印象につながりやすいため注意が必要です。
汚部屋は論外ですが、きれいな部屋であってもこまめな換気とゴミ管理を徹底しましょう。あわせて消臭剤や脱臭対策を上手に活用し、常に清潔な空間を保つことが大切です。
③人工的な香料の付け過ぎ
最近では「香害(こうがい)」という言葉ができるほど、人工的な強い香りを苦手だと感じる人も増えています。ニオイは人それぞれ好みがあるため、自分には「いい香り」でも他人には「臭い」となる可能性があることにも注意が必要です。
香水
香水は使い方を間違えると、体臭以上に敬遠されてしまう原因になります。自分では良い香りだと思っていても、香りの好みは人それぞれで、相手にとっては強すぎたり不快に感じられたりするリスクが高いものです。特に密室や近距離で会話をする婚活の場では、香水の存在感が強くなりすぎる傾向があります。
使用する場合は、「近づいたときにほんのり香る」程度を意識することが大切です。迷った場合は、あえてつけない選択をする方が好印象につながることも少なくありません。
強すぎる柔軟剤の香り
柔軟剤の香りは清潔感を演出できる一方で、強すぎると「きつい」「人工的」といった印象を与えがちです。本人は良い香りだと思っていても、周囲には不快に感じられるケースが多い点に注意が必要です。
口臭や体臭は注意しているのに、柔軟剤のことはすっぽり頭から抜け落ちている場合もあります。香りをウリにする柔軟剤が増えていますが、控えめな香りの方が、安心感や清潔感につながります。

化粧品・シャンプー・整髪料など
化粧品・シャンプー・整髪料などの香りは、本人が慣れてしまい気づかない一方で、近距離では強く感じられやすいニオイです。複数の香りを重ねて使うことで、本人の想像以上にきつい印象になってしまうこともあります。清潔感を出すつもりが、逆に不快感を与えてしまうケースも少なくありません。
ですので、使用するアイテムの香りをできるだけ統一したり、微香タイプや無香に近いものを選んだりすることが重要です。婚活の場では「香らせる」より「邪魔をしない」を意識する方が好印象につながりやすくなります。
気付きにくいニオイにどう対応するのが正解?

ニオイは正しい向き合い方を知っていれば、必要以上に恐れる必要はありません。ここでは、気付きにくいニオイへの現実的で効果的な対応方法を紹介します。
家族や信頼できる人に率直に聞く
自分のニオイに気付くには、自分一人の判断だけでは限界があります。嗅覚は慣れやすく、客観的な視点を持ち続けることが難しいからです。
そのため、家族や親しい友人など、信頼できる人に率直に意見を聞くことは非常に有効です。言いにくい内容だからこそ、身近な人の正直な一言は貴重なヒントになります。また、結婚相談所を利用している場合は、カウンセラーからの指摘やお断り理由から判明することも。「ニオイがダメだった」というお断り理由が多いことは、その点をきちんとケアすればその関門を突破する糸口になる、ということでもあるのです。
普段の行動でニオイは改善できる
ニオイ対策というと、特別なケアや高価なアイテムを想像しがちですが、実際には日々の生活習慣が大きく影響します。清潔な生活を心がけることは、すべてのニオイ対策の基本です。
さらに、脂っこい食事やアルコールを控えるなどの食生活、十分な睡眠、ストレスを溜め込まない工夫もニオイの軽減につながります。大切なのは、無理のある対策ではなく、「これなら続けられる」と思える行動を習慣化することです。継続できる小さな改善こそが、婚活での印象を確実に変えていきます。
婚活前・デート前のチェック習慣を持つ
気付きにくいニオイを防ぐためには、事前のチェック習慣を持つことが効果的です。服や持ち物は、着用する前日に一度確認し、違和感がないかをチェックしましょう。また、マスク内のニオイを確認するだけでも、口臭や体臭の目安になります。
可能であれば、第三者目線での最終確認を習慣化することもおすすめです。「大丈夫だろう」と思い込まず、確認する癖をつけることで、婚活の場で不安なく自信を持って臨めるようになります。
まとめ:「ニオイがダメだった」でお断りは損!
婚活においてニオイは、「性格」や「条件」よりも先に判断されやすい、非常に影響力の大きな要素です。しかも多くの場合、ニオイは体質ではなく、生活習慣やケア次第で改善できます。
それにもかかわらず、「自分は大丈夫」「気にしすぎ」と放置してしまい、せっかくのご縁を逃してしまうのは非常にもったいないことです。大切なのは、ニオイを恥ずかしい問題として避けるのではなく、相手への思いやりとして向き合うこと。少し意識を変え、行動を積み重ねるだけで、婚活の結果は大きく変わるはずです。






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