「お見合いに行くとき、手土産って持って行った方がいいの?」
「仮交際中の男性が近々誕生日なんだけど、何かお祝いした方がいいのかな…」
結婚相談所でのお見合いや交際で、そんな疑問を持つ人も少なくありません。ホテルのラウンジなどではお茶代もかかりますし、誕生日やクリスマスが近いといったことも考えられます。恋愛とは異なる手順を踏む婚活だからこその悩みでしょう。
デート代や食事代は出してもらって当たり前…という考え方では人気の男性の印象に残らないことから、「気になる人とお見合いが組めたので、ぜひ次につなげたい!」と戦略的に手土産やプレゼントを利用する女性もいます。
今回はお見合いや交際時の手土産・プレゼントについての考え方・金額・渡し方などを説明していきます。
お見合いの際に手土産は持って行った方がいいの?
お見合いの手土産が必要かどうかは女性の考え方次第だと言っていいでしょう。ただ、ちょっとした気遣いが相手の印象を良くすることもできるということは覚えておいて損はないと考えられます。
基本は不要!でも渡した方がいい場合も
お見合いに手土産を持参することは必須ではありません。持って行かないからといって無礼に思われることもありませんので安心してください。しかし、手土産を用意することで「感謝」や「心遣い」を伝えることができることもあります。
例えば、ホテルでのお見合いではお茶代もそれなりにかかりますから、お礼の気持ちを示したいと思うこともあるでしょう。また、「時間を取ってもらった」「お見合いを楽しみにしていた」という思いを伝えることもできます。
特に手土産を渡した方がいいのは、相手が遠方から来てくれた場合です。こういった時はぜひ感謝の気持ちを込めて手土産を用意しましょう。 ただし、「物をもらったら断りづらくなる」と感じる男性もいるかもしれません。手土産の金額や品物などを考え、慎重に判断することが大切です。
手土産を渡すなら相手の負担にならないものを
お見合いで手土産を渡す際は、相手に負担を感じさせない配慮が大切です。相手に「お返しをしなければ…!」と思わせない程度が理想で、500円~1,000円程度のものが無難。高価なものは相手を戸惑わせる可能性があるため、控えめでさりげないギフトがおすすめです。
手土産は「消えもの(消費するとなくなってしまうもの)」を選ぶのがポイントです。ちょっとした焼き菓子などが定番ですが、プロフィールに「甘いものが好き・苦手」などの記載があれば、それを考慮すると細やかな気配りを感じてもらえるでしょう。なお、チョコレートは溶けやすいため、夏場は避けた方が無難です。
趣味が分からない場合はコーヒーチケットなどが便利です。例えばスターバックスカードやタリーズカードは1,000円から店頭で購入できます。
渡すタイミングや注意点
手土産を渡すタイミングは、お見合いが終わり解散するときが良いでしょう。「今日はありがとうございました」と感謝を伝え、もし交際希望を出そうと考えているなら、「またお話したいです」などと一言添えることでさらに好印象を与えられます。
ただし、中には「印象が悪かったら渡さなかったのかも?」と感じる男性もいるようです。例えば誰かの家にお呼ばれした時などは手土産を最初に渡すことが一般的なので、席について注文が終わった後などに「今日はお時間を取っていただいてありがとうございました」とさりげなく渡すのでもOKです。
最初にお話ししましたが、手土産は相手が遠くから来てくれた場合以外は全員に渡す必要はありません。場合によっては「手土産までくれたのに断られてショック…」と感じる男性もいるはずです。ですので、自分がぜひお付き合いしたいと感じている男性のみに用意するといいでしょう。
注意したいのは、「お土産を渡したからと言って必ず交際につながるわけではない」ということです。あまり期待しすぎず、負担にならない範囲で感謝を表現するのがポイントです。
仮交際時にプレゼントは渡すべき?
仮交際は複数の人と自由に会って話ができる期間です。相手を見極める時期であると同時に、真剣交際へのステップでもありますのでその点も踏まえて考えるといいでしょう。
仮交際時は他の人にも会っている可能性があることを忘れずに
仮交際の段階では、男性が他の女性ともお見合いや仮交際をしている可能性があることを忘れてはいけません。恋人と呼べる間柄ではなく、仲の良い友達や同僚といったイメージで考えましょう。
仮交際中のプレゼントは気軽なものを渡すくらいが丁度よく、その男性が気に入っているからといって過度なプレゼント攻勢にならないように心がけましょう。高額なものや頻繁な贈り物は相手に負担を感じさせたり、逆に「お返しをしなければ」と気を遣わせたりする原因となりかねません。
例えば、仮交際中に出張や友人と旅行に行く機会があった場合、次のデートで軽いお土産を渡すのは会話のきっかけにもなりますのでおすすめです。 仮交際では、自分の好意を押し付けるのではなく、あくまで相手に寄り添う気持ちを持って適度な距離感を保ちながら関係を深めていくことが大切です。
仮交際時のプレゼントの金額や品物の考え方
仮交際でのプレゼントは、お見合い時と同じく、負担にならない金額(1,000円前後)で問題ありません。プレゼントの品も「消えもの」が良いでしょう。お菓子などのほか、「冬場にはハンドクリームや入浴剤」など日常使いできる実用的なプレゼントもおすすめです。相手の生活に寄り添う心遣いがさりげなく感じられるため、自然と親しみやすさが増します。
プレゼントではありませんが、デートの際に食事をご馳走になったらお茶代は出すといった方法も喜ばれることが多いです。相手の反応を見て、割り勘を提案してみるのもいいでしょう。若い世代ほど割り勘を好む傾向がありますが、男性から「割り勘にしたい」とは言い出しにくいものです。女性側から提案することで「この人は奢られて当然だと思っていないんだな」と良い印象を与えることも可能です。ただ、二人の収入に大きな差がある場合は、「お茶代を出す」「無理のない程度に出す」といった方法で構いません。なお、ドライブデートをする場合はガソリン代や高速代などがかかるため、その点を考慮することも忘れないようにしましょう。 なお、高収入の男性ほどお金にはシビアなところがあります。「女性がお金目当てではないか」と疑っていることが少なくないため、男性が出して当然といった態度には注意しましょう。
真剣交際中は「節度ある恋人同士」で仲を深めていく
真剣交際まで進んだら、一般的な恋人同士としてプレゼントを贈り合うのは自然なことになります。ただし、ここでもお互いに負担にならないように気を付けることが大切です。
節度ある恋人同士とは?
真剣交際になると、お互いに特定の異性とだけお付き合いする「恋人同士」になります。ただ、一般の恋愛とは多少異なり、真剣交際中は「結婚相手としてふさわしいか」を見極める大切な時期でもあるのです。そのため、一般的な恋愛交際と比べて、親密さの度合いや距離感に節度が求められます。 この段階で押しが強すぎたり、急に親密さをアピールし過ぎたりすると、相手がプレッシャーを感じてしまうこともあるかもしれません。
そもそも真剣交際に入ったからといって必ず成婚できるというものでもないので、あまり高額な品を贈ることは避けた方がいいでしょう。
プレゼントを贈る機会や選び方
真剣交際中であれば、相手の誕生日や交際の記念日などにプレゼントを贈るのは自然なことです。特に、お互いの関係を祝う場面では、適切なプレゼントを通じて気持ちを伝えることができます。ただし、プレゼントを選ぶ前に、相手がどのようなタイプかを理解しておくとよいでしょう。「選んでくれたものは何でも嬉しい」と感じる人もいれば、「趣味に合わないものは使いづらい」と考える人もいるため、相手のタイプを把握することが大切です。
もし、相手が「自分で選びたい」タイプであれば、デートで買い物に行くのがおすすめです。相手が買い物をする時に「どういった点を重視するのか」といったことを知る絶好の機会となるからです。また、相手が普段からファッションや小物選びに迷いがちな場合は、似合うものを見立ててあげるのも喜ばれるのではないでしょうか。
真剣交際の段階ではあえて消えものにこだわらず、服や小物なども選択肢に入ります。相手の好みを普段から観察し、1万円程度を目安に気持ちのこもったプレゼントを準備すると良いでしょう。
これはNG!避けた方がいいプレゼント
プレゼントは自分の好みを押し付けるものではありません。女性と男性では物に対する感覚に違いがあるものも少なくないので注意が必要です。
手作りの品
手作りのクッキーやケーキ、マフラーなどのプレゼントは避けた方が無難です。
相手によっては「誰かの手作りした食べ物を口にするのは抵抗がある」という人もいますし、そもそも「手作り」という点で「重い」と感じさせてしまうかもしれません。婚活の段階では、お互いの関係がまだ成熟しきっていないこともあるため、手作りのものは気持ちが先走りすぎる印象を与えてしまうことがあります。
もし相手が手作りの品をリクエストした場合はその限りではありませんが、アレルギーの有無や好みなどをきちんと確認して下さい。
アクセサリーや香水
アクセサリーや香水なども婚活の段階では避けた方がよいプレゼントのひとつです。こうしたアイテムは個人の趣味や好みが強く出るものである上、一般的に高額になりやすい傾向があります。さらに、香水やアクセサリーは使わない人も少なくありませんし、香りやデザインの好みはひとりひとり異なるため、相手が気に入ってくれるかは予測が難しいところです。
必要以上に高額な品
高価なプレゼントを受け取ると相手に負担がかかり、後々の関係にも影響することがあります。特に、交際を続けるかどうかを考えている段階では、あまりに高額な物をもらってしまうと心理的に外堀を埋められるような感覚を味合わせることにもなりかねません。
また、真剣交際の期間は3ヶ月程度が一般的なため、「どちらかがもらって終わり」という可能性も出てきます。もらった方も贈った方もモヤモヤしてしまう後味の悪い結果とならないように気をつけましょう。
まとめ:「気持ちが伝わるプレゼント」で好印象を与えよう
婚活中のプレゼントは、相手との距離感や交際の進展度に合わせ、控えめで気遣いが伝わるものを選ぶことが大切です。お見合いから仮交際・真剣交際まで、各ステージでの関係性に応じてさりげなく好意を示すことで、相手に負担を感じさせることなく自然と好印象を残すことができます。
特に高所得者の男性は、普段からお金目当ての女性のターゲットにされやすいため、ちょっとした心遣いが次のステップに進むきっかけになるかもしれません。
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