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「子供が嫌い」と言ったら婚活は終わり?その考えに縛られていませんか

悩む女性

婚活をしている女性の中には「子供が嫌い・苦手」という女性は少なくありません。しかし、それを口にしたら相手の男性が失望してしまうと思って必死に黙っていたり、無理やり可愛いという態度を取っていたりして、ストレスを抱えていることも多いものです。
今回は「子供嫌いはそんなにもダメな事なのか」について考えてみたいと思います。

目次

子供が嫌いな女性は結婚できない?

子供をあやす母親

男性は「結婚したら子供が欲しい」と思っているものだと考える女性は多いでしょう。しかし、それだけが問題ではないようです。

男性が信じる「母性本能」

男性が将来は子供がいる賑やかな家庭を作りたいと思っている場合には、確かに子供が嫌いという女性と結婚するのは難しいでしょう。子供を産みたくないと言われる可能性が高いですし、産んでくれたとしても子供を可愛がってくれないかもしれません。もしかしたら育児放棄するのでは?とまで考える男性がいるとも聞いています。
また、多くの男性は「女性はみんな子供好き」だと思っているようです。自分の体の中に子供を宿し、10ヵ月もの時間をかけて命をはぐくむ女性には「母性本能」があると信じても不思議ではないかもしれませんね。そういう女性に対して「母性本能がなくて優しくなさそう」とか「冷たいのではないか」などと考えて、結婚は無理だと考えてしまうのではないかと思います。

婚活では女性も悩んでいる

実際、子供が好きだという女性は多いです。子供を見ると「可愛い~」と手を振ってみたりするのを見かけることもあると思いますが、子供が嫌いだという女性にしてみれば複雑な心境ではないでしょうか。
男性だけではなく、社会全体として「子供は可愛いもの」という認識が強いため、「子供が嫌い」「子供が苦手」という女性はなかなかそれを言い出せない状態に追い込まれている可能性が高いと考えられます。子供が苦手だなんて私はおかしいのかもしれない、子供が嫌いだなんて女性としてどうなのか、などと心の中で葛藤していることもあるのではないかと思います。
特に婚活という場では、「子供が嫌いと言ったらその場でお断りされるかも・・・」と考えて、どうしても言えずにいる女性が多いのではないかと推測されます。

子供が欲しくない人は意外と多い?

2人を楽しむカップル

独立行政法人 国立青少年教育振興機構が平成28年に発表した『若者の結婚観・子育て観等に関する調査』では、非常に興味深い結果が出ています。これは全国の20代・30代の男女4,000名を対象に行ったもので、結婚観や子供が欲しいかどうかにどのような要素が関係しているかを調べたものです。ここでは、この調査結果をもとにお話を進めていきます。

子供が欲しくない人は増えている

まずは下のグラフを見てください。未既婚合わせて子供がいない人に「子育て願望(いつ子供が欲しいか)」を尋ねたものですが、男女共に約1/4が「子供が欲しくない」と答えています。4人に1人ですから割合としては高いと言えます。欲しくないと答えた人が全て子供嫌いという訳ではないかもしれませんが、子供は欲しくないという人が一定数いることは事実ですので、結婚しても子供はいらないという発言が婚活でタブーだとは言い切れないのではないでしょうか。

また、子供は欲しくないと考える人は前回平成20年の調査よりも大きく増えています。下がその比較のグラフになりますが、この7年で欲しくないと答えた人の割合はほぼ倍増しています。大きく減ったのは「夫婦生活が安定したら欲しい」と答えた人で39.9%から29.5%となっており、この減少分が「子供は欲しくない」という考えに変わったと言えるでしょう。
一方で、「すぐ子供が欲しい」「二人の生活を楽しんだ後に欲しい」と答えた人の割合は若干減っているものの、大きな変化はありませんでした。

※注:平成20年および平成27年の回答者数は20歳~29歳を抽出したもの

「子供が欲しい」という気持ちに影響することとは

この調査では「結婚したい」「子供が欲しい」という意識に影響するものについても調べています。これは『青少年期の体験活動がその後のライフスタイルに及ぼす影響に関する調査』(研究成果は政府刊行物として三菱総合研究所より出版)から「青少年期の体験活動がその後のライフスタイルに関連がある」と仮定して、平成20年に『これから親となる若者の就労観、結婚観、子育て観に関する調査研究』の中で検証されたことを受けて、27年の調査でも行われました。
調べた項目は以下のようになっています(子供に関するもののみ抜粋)。
・小学生の時までの種類別の体験と子育て願望の関係
(自然の中での体験、友達との遊び、家族行事、動植物とのかかわり、地域活動、家事手伝い)
・子供の存在についての考え方
(財産や稼業などを継いでくれる、仕事や人生の励みになる、家族の結びつきを強める、など)
・地域とのつながりと結婚願望・子育て願望の関係

若者の結婚観・子育て観等に関する調査』の結果はこのようになっています。
・小学校の時までの体験が多い人ほど「結婚したい」「子供が欲しい」という意識が高い
・体験の種類では「友だちとの遊び」、「家族行事」、「地域活動」の順で影響力が高い
・子供の存在が励みになったり、家族の結びつきを強くすると考える人ほど「結婚したい」「子供が欲しい」という意識が高い
・近所付き合いや地域のつながりに前向きな人ほど「結婚したい」「子供が欲しい」と思う傾向がみられる

この結果を見る限り、体験や経験、考え方などが「子供が欲しい」という気持ちに影響を与えていることが分かります。

母性本能って本当にあるの?

「母性本能」には科学的な根拠はない、というのが現在の一般的な解釈になっているようです。本能というのは生まれた時から持っているものですが、母性本能は「学習によって身に付いた能力」だとされています。
人間は小さくてフカフカ・ぷよぷよしているものを可愛いと感じる「本能」を男女共に持ち合わせています。子犬や子猫を可愛いと思うのと同様に、子供が可愛く見えるというのは事実でしょう。しかし、前項の結果から見ても、「母性本能」が本能ではないことが分かります。
例えば「小さいころに犬に噛まれたことがあって、犬が嫌いになった」という人は珍しくありません。母性本能が作られる能力だとすれば、子供が嫌い・苦手という人にはそれなりに理由があると考える方が自然ではないでしょうか。

子供が嫌い・苦手な理由とその心理

夫婦喧嘩を見る女の子

子供嫌いにはどんな理由があるのでしょうか。ここではその理由と心理的な要因を考えてみます。

子供が嫌いな理由とは?

子供が嫌い・苦手な理由はいくつかあります。よくあるものを挙げてみました。

・レストランや電車の中など、所かまわず走り回ったり大声を出す
・子供の思い通りにならないと騒ぐ、すぐに大声で泣きだす
・親や他人が子供に合わせるのが当たり前という態度をする
・どう接していいか分からない
・ご機嫌取りをしないといけないから
・デリカシーがない(デブとかブスとか言葉に遠慮がない)
・自分がきれい好きなので、服や部屋を汚されたくない

自分に余裕がある時はいいですが、そうでない時には優しくなれないのはある意味仕方がないかもしれません。また、小さな子供と接する機会があまりなく、子供とどう向き合っていいのか分からないという人も多いのではないでしょうか。
特に親の年齢が高いと子供に甘くなってしまう傾向があるため、子供もそれに慣れてしまっている可能性があります。親が怒ったりしないのを見て、余計に腹が立つ人も少なくないようです。
子供と接する時間や親のしつけで嫌い・苦手という意識を持ってしまうこともあると考えられます。

親との関係が良くなかった

こちらはもう少し深刻な問題ですが、小さいころから親との関係が良くない場合に子供が嫌いになることがあるようです。親から「愛されている」という感情が少ないと、自分のような人間は子供を愛せないという思いこみ(誤解)をしてしまう場合があります。また、母親のようになりたくないと子供を持つことを避ける人もいます。
子供を産んでも「自分の子供が可愛くない」と感じる女性は、特に母親から「なんでこんなこともできないの?」といった否定的な言葉をぶつけられたり、両親が子供の目の前で喧嘩をしていたりすることが多いとも言われています。親は選べませんので女性も被害者と言えるのかもしれません。

「子供が嫌い」も個性のひとつだと考える

男性にも女性にもいろいろな個性の持ち主がいます。好き嫌いも様々ですよね?子供が好きではなくても、その気持ちは隠さなければならないものではないと考えます。実際、男性でも1/4は子供が嫌いと答えているのですから、女性だけが我慢する必要はないのではないでしょうか。
また子供が嫌いでも、自分の子供は可愛いという人は少なくありません。子供が嫌い=絶対に子供を持たないという訳でもないのです。子供を持つ・持たないと言うのは二人で決めればいい事です。子供が嫌いで絶対に産みたくないという女性であれば、それを理解してくれる相手を探すことも大切なのではないでしょうか。

まとめ

確かに子供は女性しか産むことはできません。しかし、子供が好きではなくても子供を産んでいる女性は少なからずいます。「子供がうるさくしているとイライラしていたけど、自分の子供は可愛かった」という女性の話を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?子供が欲しい・欲しくないに経験などが関係しているのだとすれば、結婚して気持ちが変わることがあるのも不思議ではありません。
ただし、お話したように原因が心の傷であったりする場合もありますので、子供が嫌いな女性は優しくなさそう、冷たそうと判断されるのは心外ですよね。
そもそも、子供好きの女性がみんな育児に向いているとも限りません。個人的には「嫌いなものは嫌いだから仕方ない」と言っていいのではないかと思っています。

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