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結婚相手には開業医と勤務医どっちがいいの?収入の差は?


医者と結婚したいという女性は多いですが、医者といってもいろいろいます。開業医と勤務医では仕事の内容も異なりますし、勤務医の中でもどんな病院に勤めているかで待遇にも差があります。また現在ではすべての医者が、ずっと勤務医や開業医を続けていくとは限らないという現実があります。ここでは医者がどのように考えて、医者としてのキャリアを決めていくのか触れるとともに、開業医と勤務医の違いと、それぞれの妻としての役割についてご説明していきます。

医者が一人前になるまでの期間

医者になるには医学部に入らなければならないことは多くの方がご存じだと思います。医学部は6年制ですので卒業するのは一般の大学生に比べて2年遅くなりますが、その後さらに研修期間があります。ここではまず、医者が開業医としてやっていけるようになるまでの期間についてご説明します。

医者の研修期間は2段階

医者は大学を卒業する前に、各大学で行われる卒業試験を受けます。この卒業試験をパスした学生だけが国家試験を受け、国家試験に合格すると晴れて医師免許を取得することができます。しかし、免許を取ったからといってすぐに患者の診療など(臨床行為といいます)ができる訳ではなく、その後2年間は研修医として「初期臨床研修」を受けることが義務付けられています。これが研修期間の第一段階です。

初期臨床研修が終わると次に「後期臨床研修」を3~4年受けることになります。これが第二段階です。後期臨床研修は義務ではありません。しかし、いろいろな科を回って自分で進みたい診療科を決めるのが初期研修であり、それを受けて希望した診療科でより専門的に学ぶ後期臨床研修を受けない研修医はほとんどいないのが現状です。

研修期間を終えた後の進路

後期臨床研修を終えると、医者はそれぞれ自分が決めた道を進むことになります。後期臨床研修中に専門分野を学び、認定医や専門医の資格を取得したりしている医者も多いのが特徴です。しかし同時に医者はその後のキャリアを考えて大学に残るのか、一般の病院に就職するか、家を継ぐか等を決めなければなりません。また中には自分で開業するために準備を始める人も出てきます。ただ具体的な進路を決められず迷う人も多いため、研修後に病院に勤務したからと言って必ずしもずっと勤務医でいるかどうかは分からないというのが正直なところでしょう。

開業医になる人が増えているって本当?

大都市圏ではあちこちに○○クリニックや△△診療所という看板を見かけるようになりました。こんなに診療所がたくさんあっても、どこも混雑しているのかな?と思った方もいるのではないでしょうか。ここでは厚生労働省のデータをもとに、診療所の数についてみていきましょう。

開業医ってどのくらいいるの?

厚生労働省の「平成30年(2018年)医師・歯科医師・薬剤師統計の概況」によると2018年12月末日現在、医者の数は全国で32万7210人となっています。この中で「診療所の開設者又は法人の代表者」、つまり診療所の院長(経営者)の数は7万1709人で、全体の約22%となっています。病院、大学、研究施設などがたくさんある中で、22%が開業医というのはかなり多いと言っていいのではないでしょうか。

診療所は確かに増えている

まずは下の表を見てください。赤いラインが診療所全体の数の推移ですが、平成8年に8万7909だったものが平成30年には10万2105にまで増えています。青と緑のラインはその内訳で、入院設備がある診療所を有床診療所、ないものを無床診療所と呼んでいます。見ていただければわかるように、増えているのは入院設備のない診療所です。医者の数は増えているものの、開業医の中には跡継ぎがおらず、高齢のために入院の受け入れを止めてしまった診療所も多いですが、新たに開業する場合もあえて入院設備を設けない場合も増えているのではないでしょうか。

厚生労働省の「平成30(2018)年医療施設(動態)調査」より引用

医者が開業を目指す理由

「2009年開業動機と開業医(開設者)の実情に関するアンケート調査」によると、診療所を開設する医者の平均年齢は41.3歳となっています。これは後期臨床研修の終了後の約10年後で、医者として働き盛りの時期と言えます。ではなぜ開業を目指す医者が増えているのでしょうか。主な理由は以下のようなものがあります。
・勤務内容に比べて給料が安い
・夜勤や休日当番があり、患者の容態の急変などで呼ばれることが多い
・医者の仕事でない雑用が多い
・上司との人間関係を気遣うのが大変
特に待遇面について不満を持つ人が多く、「病院を移る」ことと同時に「開業する」という選択肢を浮かべる人が多いのではないかと推測できます。医者の中でも開業医は収入がいいと感じている人が多いのではないでしょうか。

開業医と勤務医の年収は?

医者は高収入と言われていますが、年収はどのくらいあるのでしょうか。厚生労働省が行う『医療経済実態調査』には病院の収支のほかに、医師の平均年収を調べた項目があります。まずはここから開業医と勤務医の収入を見てみましょう。

開業医と勤務医の平均年収に大きな差はないけれど・・・

この調査の結果によると、平均年収では開業医の方が60万円ほど高くなっています。しかし、この表の勤務医には民間病院のほかに、大学病院や国立病院も含まれています。大学病院の場合は先端医療の研究などが目的になっているため、一般的な病院よりも年収は低くなっています。また、国立病院(厚生労働省が直接運営している国の機関)も研究がメインであり、税金で運営しているためさらに年収は低いと考えられます。大学病院では「研究日」と言われる「外の病院でのアルバイト」が公認されています。それを考えると本業の収入は思ったほど高くないのかもしれません。

医師の平均年収(一般診療所・前年度分)
種類 ①年収(給与) ②賞与 ①+②合計
個人病院(開業医) 9,837,745円 1,303,336円 11,141,081円
医療法人(勤務医) 10,339,531円 202,215円 10,541,746円
歯科医師(個人) 5,888,052円 712,025円 6,600,078円
歯科医師(法人) 5,539,876円 102,430円 5,642,306円

厚生労働省 第22回医療経済実態調査(令和元年)より

医師と歯科医師では平均年収が大きく異なる

参考までに歯科医師の平均年収を載せておきましたが、開業医と比べると歯科医師の平均年収はかなり低いことが分かります。歯科医院はコンビニよりも数が多いとよく言われますが、歯科医院の数は全国に約6万8613※1、コンビニは約5万5600※2となっており、確かに多いことが分かります。前項でお話したように診療所の数も歯科医院より多い約10万2105となっています。ただ歯科治療のみを行う歯科医院と比べ、診療所は内科や耳鼻科、整形外科など多くの診療科目があるため、歯科医院の多さは際立っていると言って差し支えないでしょう。
※1:平成30(2018)年医療施設(動態)調査より
※2:コンビニエンスストア統計調査月報(2020年1月度)より

医者の自由時間

医者は忙しいものという印象がありますが、実際のところはどうなのでしょうか。ここではそれぞれの業務内容や自由になる時間がどのくらいあるのかについて見て行きましょう。

開業医の場合

医者が自分1人という個人医院は、勤務時間中は当然席を離れることはできません。患者が待っていれば最後の1人まで診察しなければなりませんが、当直などはありません。診療時間も個人の裁量で決めることが可能です。また、開業医であっても、医師が複数いる場合には交代で休みを取ることもできるため、一般的な勤務医よりは自分の時間を作りやすいと言えます。

一般的な勤務医の場合

勤務医の場合は診療科目によって忙しさにかなり差があります。仕事内容としては以下のようなものが挙げられます。

・外来での診察(曜日・時間は指定されている場合が多い)
・手術(診療科によって手術日が決まっている場合がある)
・入院患者の状況確認
・当直
・学会への出席(準備なども含む)

これだけ見てもかなりの仕事量ですが、手術の場合には患者の家族への説明や術後のカルテの記入などやることは山ほどあります。入院患者の容体が急変したり、急患が入ったりしてどこにいても呼び出されるのは当たり前、休みも必ずとれるとは限らないというのが実態です。

医学部のある大学の医者

大学病院に勤める医師は、一般の民間の総合病院や個人医院などの勤務医と比べるとさらに忙しいといえます。大学は学生が勉強する場所でもあります。学生の指導やテストの採点などのほかに、学会発表や科内の勉強会、症例の資料の整理といったものが上乗せされる場合が多いようです。大学病院は地域の基幹病院としての役割を果たしていることも多く、急患や重症患者の搬送率が高いということもあり、まさに「激務」なのです。

勤務医の妻と開業医の妻

実際に開業医または勤務医と結婚した場合、どのような点が異なるのでしょうか。最初にお話したように、現在は医者の転職も珍しくありませんので、それぞれの違いを知っておくことも大切ではないでしょうか。

勤務医の妻は専業主婦が多い

勤務医の妻は専業主婦が多いようです。子供が生まれるまでは働く女性もいますが、働き続けるのは女医など同じくらい稼げる女性に限られていることがほとんどです。理由はやはり医者が激務であることです。夫となる医者は家事に関わる時間がまずないと言ってよく、家事や育児は全て妻の仕事となります。当直などで家に帰れない日もありますから妻がしっかりと家事などをしっかり行い支えることで、医者も安心して仕事に打ち込むことができるのです。ただ勤務医の場合、若いころは収入が思ったほど高くないということも少なくありません。また現在では医者の転職サイトなどもありますので、勤務先を変える医者も多いようです。医者の夫をしっかり支えて行こうという気持ちが勤務医の妻には必要だと言えるでしょう。

開業医の妻はサポートを期待される

夫である医者が跡継ぎの場合、夫の父親が院長として診療を行っていることも少なくないので、以前から通ってくれている患者から比較されてなかなか受け入れてもらえない可能性もあり、妻としてサポートが必要なこともあります。表に出ることはあまりないですが、やはり家事・育児は妻の仕事になると考えて間違いないでしょう。一方、新たに開業する場合には最初の段階でかなりの額の借金をすることになるため、妻も当然のように働く必要が出てきます。受付や経理の仕事などが多いですが、女性の職業が看護師である場合は共に働く可能性もあります。家事・育児は妻の分担になるので、もしかすると勤務医の妻以上に忙しいかもしれません。ただある程度経営が軌道に乗ってくれば、人を雇う余裕が出てくるので仕事から解放されると考えられます。

まとめ

医者にはキャリア形成の中で、研究者、大学教授、病院長、開業医などさまざまな選択肢があります。高収入と言われる医者という職業ですが、働き方によってかなり収入面で差が出てきます。ただどのような場合でも家族、特に妻となる女性の協力は欠かせません。医者と結婚したいという女性は多いですが、相手の医者の目指すものに対して、理解を持つことも必要だと言えるでしょう。

<参考文書>
厚生労働省 平成30年(2018年)医師・歯科医師・薬剤師統計の概況
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/ishi/18/index.html

2009年開業動機と開業医(開設者)の実情に関するアンケート調査(日医総研)
PDFにて配布

厚生労働省 第22回医療経済実態調査(令和元年)
https://www.mhlw.go.jp/bunya/iryouhoken/database/zenpan/jittaityousa/22_houkoku.html

厚生労働省 平成30(2018)年医療施設(動態)調査・病院報告
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/iryosd/18/

コンビニエンスストア統計調査月報(2020年1月度)(日本フランチャイズチェーン協会)
https://www.jfa-fc.or.jp/particle/320.html


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