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団 野村 × サンセリテ青山 | 結婚相談所 サンセリテ青山


団野村

相手の心をつかむ「交渉術」

今回は野茂英雄さんや伊良部秀輝さんなどの渡米をサポートし、日本人選手がメジャーリーグで活躍する礎を築いたスポーツエージェント、団野村さんをお迎えしました。交渉のプロフェッショナルとして知られる団さん曰く、「人心をつかむ話術、テクニックは交渉術との共通点も多い」とのこと。自分の価値を高めてくれる「交渉術」について、お話を伺いました。

団野村

「目標」と「夢」は似て非なるもの

聞き手 : さっそくですが、団さんご自身はどんなタイミングで、なぜご結婚を決められたのですか?

: 僕が結婚したのは25歳のとき。ヤクルト球団をクビになって、これからの仕事もままならない状態での駆け落ちでした。僕は子供時代に家族がバラバラだったこともあって、家庭的なものをすごく求めていたんです。25歳なんて子供同然で、今考えると、恋愛感情の勢いで動いている部分が大きかったとも思います。

川部 : もしもこれから結婚を考えるとしたら、どんな結婚観をお持ちになりますか?もしくは、どんな視点からお相手を決められるでしょうか?

: 結婚って、人生の上で一つの大きなイベントでしょう。自分の人生を何よりも大きく変えるものだし、価値観も変わってくるかもしれない。日々の過ごし方だって変化していきます。だからこそ、きちんとしたパートナーを捜す必要があると思うんです。

川部 : 具体的にはどんな方でしょう?

: 僕には22歳になる娘がいるんですが、彼女に言っているのは「目標や目的を持った男性を選べ」ということ。これは男女関係なく言えることです。夢と目標って混同されがちなんですけれども、全く異なるもの。夢は「ファンタジー」であって、そこに至るまでの過程がない。目標は、最終到達点に至るまでの計算ができる。「将来はイチローのようになりたい」は夢ですが、「将来はヒットをたくさん打てる打者になってイチローの記録を更新したい」というのは目標と言えますよね。僕は、最終地点に向かうまでの「姿勢」が大事だと思うんです。簡単に言いかえるなら、「目的意識の高い人」でしょうか。

川部 : なるほど。

: 逆に僕の方から質問なんですが、サンセリテ青山のお客さま、登録される方ってどんな方が多いんでしょう?

川部 : サンセリテ青山に登録されている男性会員で、一番多いのは外資系金融業界にお勤めの方ですね。その他にも、医師や弁護士などの専門性の高いお仕事をされているような、年収の高い方ばかりなので、平日は仕事が忙しく、それこそ飲みに行く時間もないという声をよく耳にします。

引き算よりも、足し算のお付き合いをしよう

: 仕事が忙しくて、時間に追われているのはわかるけれども、なぜイコール出逢いが少ないということになるんでしょう?アメリカでは教会もあるし、バーでも気軽に声をかけ合うし、出逢いは割と簡単にあるものなのですが。

川部 : やはり20代から30代までは、合コンをはじめとする出逢いの場があっても、周囲が結婚してしまうとパタッっとその回数が減ってきてしまうようです。今は女性も男性並にバリバリ働く方も多いので、お互いにすれ違ったまま何となく終わってしまう……というパターンも伺いました。

: もしかして、理想が高いのかな?会員の方は、どんな好みを持っていらっしゃる?

川部 : 男女問わず目に入る印象はとても強いです。女性はいわゆる容姿端麗、押しつけがましくなく才色兼備、知性あふれる美人といいますか。また、男性にはルックスより、性格の良い方、つまり知的で懐が深く、寛容で友人が多い方がモテます。分かりやすい例えだと、女性アナウンサーでしょうか。

団野村

: なるほど。ルックスは大切だし、僕も結婚するパートナーは頭が良い人がいいと思いますよ。ただ、あまり理想をあげすぎるのもどうかと思います。理想が10だったとしたら、出逢った後は引き算しかできないじゃないですか。「こんなところがダメ」「ここが嫌い」と。出逢ったときが0ならば、出逢うたびに良いところを見つけて足し算の関係になっていく。結婚したら先は長いんだから、足し算の関係の方がお互いに気持ちの良い関係が築けると思いますよ。

川部 : そうですね。私どもも、あまりがっちり理想が固まっていない方が楽ですよ、とアドバイスすることがございます。

: そうですよ。そして、来たチャンスは逃さないようにアタック!アタック!です(笑)。御社ではパーソナルデータシートで出逢いのきっかけをつかめると伺ったのですが。

川部 : はい。会員の皆様はずべて独自フォーマットの顔写真付きファイルを作成させていただき、出逢いの第一歩として活用いたしております。

: 紙のデータや履歴で分かるのは、相手の概要、いわば表面上の人間性だと思います。人間性の深みを見るためには、直接会ってお話するべきですよね。

川部 : サンセリテでは、マッチしそうなお相手をファイルでご紹介した後に、お見合い成立に至るように導きます。その後、直接お逢いする場を設けて差し上げます。

: なるほどねぇ。そうすると、その際の話し方、仕草などでその後に続くかどうかが決まると言っても過言ではないですね。以前、僕の30代の知人がずっと彼女ができなくて悩んでいたので、女性を紹介したことがありました。仕事上はコミュニーション能力もあって、頭も良い人なのになぜ彼女ができないんだろうと思って、「休日は何をしている?」と聞いたら、自宅で音楽を聴いたり映画を見たり……とものすごくインドアなスタイルだった。それでは出逢いなどないはずだよ!とハッパをかけて紹介したわけですよ。でも数回デートしたら終わってしまった。理由を女性に聞いたら、「何を話しても、上から目線だった」って。

川部 : 上から目線、はNGですね。

: 上から目線で話してしまうって、おそらく自信のなさの現れじゃないかと思えるんです。他人を見下した態度になってしまうのは、自分のまずいところを見せたくないという防御反応ではないかと。これではソーシャライジングに難ありと思われてしまいますよ。ビジネスはうまく行っている、頭も良いんだから、もっと自信を持って相手を尊重して接する方がいいと思いますよ。ちょっとくらいまずい場面を見せたとしても、それが逆に相手をリラックスさせる「隙」になることもあるんですから。

手間を惜しまないコミュニケーションがパッションを伝えてくれる

聞き手 : コミュニケーション術についてお話がでてきたところで、「交渉のプロ」である団さんから、相手を自分のペースに引き込むテクニックを教えていただけませんか。

: 一番大切なのは、手間を惜しまないこと。今は携帯電話が普及しているせいか、直接会いに行く手間を惜しんでいる人が多いような気がするんです。さらに言うと、電話をする手間さえ惜しんでメールで済ませてしまうとか。

川部 : 同感ですね。例えばデートの後、お礼の一言をお電話するというのは、気持ちを伝える上では大切なこと。例え留守番電話でも声が聞けるのは嬉しいことですよね。それなのにお礼をメールで、それも夜中の2時なんかに送ってしまっては、感謝の気持ちもなかなか伝わりません。

: 携帯メールは手軽でお互いに時間的拘束がないというか、負担が少ないのが利点ですが、感情が伝わりにくかったり、すれ違いやすいツールでもあると思うんです。よく知った仲なら良いけれども、こらからお互いをよく知っていこう、というときに使いすぎるのはどうかと思います。

川部 : そうですね。

: 僕の仕事でも、選手に対して自分の熱意を見せたい場合には必ず直接会ってお話します。そうでないと、志が伝わらない。相手を好きだったり嫌いだったり、という感情はオーラににじみ出るものです。そのオーラは五感をフルに使ってしか感じられない。メールだけでは、例え絵文字を使っても相手が絵文字嫌いだったら終わりですし(笑)、なかなかオーラを感じにくい。相手との温度差があるツールなんですよね。お付き合いに関してマメでいて損はないし、そのマメさは仕事にも通ずるものがあると思います。逆に仕事上、冷静に話を進めたいときや、こちらの立場が強いときには電話やメールだけで応対することもあります。しゃべりすぎたり、余計な詮索をされにくいですから。オーラが伝わりやすい方法は、会う>電話>メールという順位ですね。というのは、プロポーズやデートの誘いなどでは、メールを使わない方が良いでしょう。もちろん、相手が嫌で断りたいときにはメールを大いに使ってください(笑)

川部 : 団さまはアメリカでお仕事をされる機会が多いですが、アメリカ人はボディランゲージが大きいですよね。

: そうですね。少しのことでも「Wow!」と体中で驚いてみたり。でもそれって、感情をポジディブに見せてくれるというか、相手と分かり合おうという意思がはっきりと見えて心地良いんです。男女の仲でも、ボディランゲージって重要だと思いますよ。何も大げさに手を振るとかではなく、きちんと見つめ合うような。あと、アメリカではとにかく相手をほめます。会話に出てきた内容はもちろん、服装や髪型なども。

川部 : 相手をほめるのは大切ですね。デートの際、会話に詰まって困られている会員さまには「とにかく相手の良い部分を見つけて、ほめてください」と申し上げるんです。ほめられて悪い気がする人はいませんから。

: そうですね。さっきお話した、足し算の関係にもつながりますが、相手の良い部分をどんどん見つける癖をつけていかないと。結婚生活は長いですから(笑)

クリエイティブ要素を加えて弱みを強みに変えよう

聞き手 : 「結婚は相手とのパートナーシップを結ぶ契約」という意味では、団さんのお仕事にも通じるものがあるのではないかと思います。結婚を考えている方に向けて「交渉術」のアドバイスをいただけませんか?

: 先ほど、熱意を見せたいときには必ず直接会うというお話をしましたが、もうひとつ交渉のときに大切なのは、クリエティブな考え方です。野球の世界では、打率が何割何分とかの数字がものを言います。そしてこの数字は決して変えることができません。でも、ここにクリエイティブな要素を加えると例え低い数字でも「こんな場面でこの数字を出せるのは、この選手だけ」といったプラスに転じさせられるんです。緻密な分析と、クリエイティブな要素付けですよね。これと同じことが、人間同士のお付き合いでも言えるのではないでしょうか。まずは自己分析をして長所と短所を見つめ直す。そこで短所として思いついたポイントは、クリエイティブな要素を加えて強みに変える。例えば「飽きっぽい」という短所ですが、色んなことが気になりすぎて次々に手を出してしまうというのであれば「好奇心旺盛」というプラスの言い方にも変えられる。そうすれば、自ずと自信もついて「上から目線」ということもなくなるでしょう?

川部 : 確かにそうですね。

: あと、交渉術とは離れますが、恋愛に対する価値観が男女で違うことを意識するのも大切かもしれません。これはある人から聞いたんですが、物事の優先順位をつけるときに、男性は横並びで考え、女性は縦並びで考える。仕事、趣味、恋愛などが同一順位でぐるぐる回っているのが男性、常に恋愛が一番、仕事が二番と順位があるのが女性ではないかと。男性は「私と仕事、どっちが大事なの?」と彼女に聞かれても「どちらも大事」となってしまう。今は彼女が大事だけど、仕事のときには仕事が一番大事ということですね。だから、女性は「どっちが大事?」と聞くのは賢明ではないし、男性は女性に対して「あなたが一番大切」と思わせなくてはうまくいかない(笑)

川部 : なるほど、勉強になります。ついつい女性は「どっちが大切なの?」って聞いてしまいたくなりますものね。ところで、団さまは非常にダンディで素敵でいらっしゃいますけれども、奥様と長く続いていらっしゃる秘訣を教えていただけませんか。例えば優しさでしょうか?

: 家内だけではなく、僕はみんなに優しいですよ(笑)。という冗談はさておき、例えば僕は家族の記念日には必ず花を贈ります。誕生日、結婚記念日など節目には必ず、娘に対してもです。人間同士のお付き合いでは、プレゼントってすごく重要なポイントだと思うんです。

川部 : お花っていいですね。とくに人から贈られるとうれしいものですものね。

: プレゼントには失敗談があて、昔、家内に服を贈ったことがあったんです。でも「ありがとう、でも着ないな」って言われて。よっぽど自信がない限り、物を贈ってはいけないんだなと実感しました。それ以来、花にカードとお金を添えて、好きな物を買ってもらう方式にしました。

川部 : 合理的ですが、お花に添えるところがとてもスマートでいらっしゃいますね。何よりもきちんとカードを添えるのが、簡単そうでなかなかできる男性は少ないです。

: そうだ、思い出した!話は変わりますが、男女関係で絶対守ってほしいのは「割り勘禁止」ですよ!! 僕から見たら、デートに誘っておいて割り勘なんて考えられない。最近は割り勘をする男性が多くありませんか?

川部 : 実は、そうなんです。女性も社会進出していますし、割り勘の方が気が楽という女性もいらっしゃるんですが……。

: いや、ダメですよ!お金がないなら吉野家でもラーメンでもいいじゃないですか。どんな場所でも、二人の空間を作り上げて、お互い楽しめるようにするのが大事。クリエイティブな発想でいかなくちゃ。

川部 : なんだか安心しました。私はデートのお誘いもダイヤル式の黒電話でずっと待つという世代だったので、割り勘がいけないのは古い考えかなと……。

: 違いますよ。そんな割り勘するようなセコイ男はダメです(笑)。

聞き手 : 最後になりますが、団さんが結婚して良かったと一番実感した瞬間を教えていただけますか?

: う~ん、やっぱり子供が生まれたときですかね。生まれたばかりの娘を初めて抱いた瞬間、ものすごく感動したのを覚えています。同時に「この子を育てていかなくては」という責任感がグワ~ッと湧いてきました。親になって視野も広がったし、人間性が高まったように思いますね。

団 野村

団 野村(だん のむら)

1957年生まれ。ヤクルトスワローズでプロ選手生活を送った後、渡米。93年、マック鈴木選手を日本人アマチュア選手として初めてメジャーリーグのチームと契約させる。95年、野茂英雄選手のメジャーリーグ挑戦を支援し、一躍話題に。近年では日米はもちろん、ドミニカや韓国など諸外国選手のクライアントも持つ。著書に「交渉術」(角川書店)など。

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