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森住 康二 × サンセリテ青山 | 結婚相談所 サンセリテ青山


森住康二

結婚生活と仕事がもたらす、相乗効果

今回は群雄割拠のラーメン業界において、味の探求、ビジネスともにパイオニア的な挑戦を続ける森住康二さんにお話をうかがいました。「王道の味ながら、毎日食べても飽きない」と評される“柳麺ちゃぶ屋”を始め、ラーメンのコース料理を提供する革新的な店舗表参道ヒルズ“MIST”のオープンといった活躍の裏には、「理解しあう結婚生活」が欠かせないと言います。仕事との相乗効果を持つような結婚生活とはどういうものか、そしてどうやって素敵なパートナーと出逢われたのか、お話をうかがいました。

森住康二

“ミッキーマウス”というヒーロー像が与えてくれた転機

川部 : 今日はお忙しいところをありがとうございます。私もラーメンが大好きでよく食べに行くのですが、近頃のラーメン屋さんは本当におしゃれになりました。

森住 : そうですね。僕自身、ラーメンの価値をもっともっと上げたいと試行錯誤していますが、お店の内装などに気を配るのも、その一つだと思っています。

川部 : 森住さんの経営されている“MIST”は、ラーメンを提供しているとは思えないほどおしゃれな立地(表参道ヒルズ内)と、雰囲気ですよね。そういったアイデアはどこから出てくるのでしょうか?

森住 : 僕は子どもの頃からシェフにあこがれていて、専門学校を出た後に10年ほどフレンチの修行をしていたんです。でも、フレンチレストランを持つには非常にお金がかかるし……と、結局は自分のお店を持つ夢は実現できませんでした。これが僕の、一番大きな挫折です。

川部 : フレンチですか!ラーメンとはかけ離れているようにも思いますが、でもその経験こそが、MISTのようなお店への発送や、ラーメン作りに活かされている?

森住 : もちろん活かされています。私はフレンチこそ最高の料理ではないかと思っています。その最高の料理に負けないように、今まで培ってきた経験をその一杯へ魂を吹き込めば、一皿一皿で出てくるコース料理と同じ価値があるのではないかと思っています。たかが一杯。されど一杯。ラーメンに使う食材は40種類くらいになりますが、どんな風に火を入れるか、水分をいかに抜くか、臭みの原因になる血をどう抜くかなど試行錯誤と敬意と配慮に気を配り一杯のらぁ麺を作っています。

川部 : 先ほどフレンチの修行をされていたとおっしゃっていましたが、何がきっかけでラーメン屋さんを開業されたんですか?

森住 : 賄いでラーメンを出したとき、みんなが笑って食べてくれたことがすごく印象的だったんです。賄いも修行の一つですから、下手なものを出すと怒られました。だからよけいに、ラーメンを食べて笑っている先輩たちの顔を印象に残っていたんでしょうね。いったん、フレンチの道をあきらめたのですが「ラーメンの持つ、人を笑顔にする力ってすごいな、自分もラーメンで再起してみたい」と考えまして。

川部 : それでちゃぶ屋を開店された、と。

森住 : はい。なけなしのお金300万円で開業しました。でも、1~2年は非常に苦しかったです。年中無休で中休みもなく、朝の5時までお店を開いていたのに1日に5人しかお客さまが来なかったり。

川部 : 今の成功からは考えられませんね。なにか転機になったことがおありでしょうか?

森住 : どうしたらよいのかと悩んでいるときに、出会ったばかりの嫁がディズニーランドに誘ってくれたんですよ。トゥーンタウンというアトラクションで、ミッキーマウスの生きざまに感動して、号泣してしまったんです。

川部 : ミッキーマウスに、ですか?

森住 : はい。ミッキーマウスって、男があこがれるものをすべて持っていて、それがトゥーンタウンに具現化されていたんです。オープンカー、ペット、船、ミニーちゃんというかわいい彼女などなんでも持っていて、自給自足して、しかも子どもから大人まで誰もが知っているヒーロー感もある。自分は何やっていたんだろう、と。とくに「自給自足」に欠かせない「水やり」、その大切さを改めて気付かされてハッとしたんです。水やりは、毎日その植物のことを見てあげないとできない。そんな心が、自分には欠けていたのではないか、知らないうちに手を抜いていた部分があったんじゃないかとか、とにかく真剣にラーメンと向き合わなければと感じました。

川部 : そんな転機を経て、ちゃぶ屋の拡大や、新しいコンセプトのラーメン店“MIST”の開店へとつながっていったのですね。

森住 : はい。MISTは立地(表参道ヒルズ内)も関係するのか、ラーメンを初めて食べたというセレブの方などもご来店されます。また、今年の2月には香港にもMISTを出店しました。香港はICカードなどのシステムが進んでいる、かなり先進的な国です。その国で我々が思い描く最先端のラーメンをどう適用できるか挑戦しているところです。

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川部 : ワールドワイドなご活躍ですね。アイデアといえば、披露宴で提供するラーメンも作っていらっしゃるとか。

森住 : はい。3~4年前から始まったのですが、新郎新婦の出身地や思い出などをヒアリングして、それをヒントにしたラーメンを作って披露宴のメニューのひとつとして提供しています。結婚って素晴らしいイベントなので、これからもどんどんそのお手伝いをしたいと考えているんです。例えばMISTで、プロポーズのお手伝いが出来ないかな、と。各テーブルに引き出しが付いているので、その中に結婚指輪を忍ばせておくなんて演出も対応できますし。

仕事に嫉妬しないから結婚生活がうまくいく

川部 : ところで森住さんが結婚されたのは、開業されたばかりの苦しかった頃ですか?

森住 : そうですね、結婚して11年になります。小学5年生の息子と3年生の娘がいます。

川部 : どうやって知り合われたんですか?

森住 : ちゃぶ屋は以前、三河島(東京都荒川区)にあったんですが、そのお店の目の前に、嫁の姉夫婦が住んでいたんです。で、よく3人で食べに来てくれていたんですね。ある時、彼女が一人でお店に来て、手紙を読んで泣いていまして。

川部 : お店で泣いた?

森住 : まだ暇なときだったから、ほかにお客さんなんていなかったし、びっくりしましたけれど(笑)。そのときは黙ってコーヒーを出しました。翌日、彼女が差し入れを持ってきてくれて……。

川部 : そこからお付き合いが始まった?

森住 : そうです。

川部 : どれくらいお付き合いしてから、結婚されましたか?

森住 : 半年ですね。

川部 : 比較的、短期間で結婚を決められたんですね。

森住 : はい。僕が結婚していいのかな、とドキドキしてましたよ。

川部 : 結婚しようと思った理由は?外見がタイプでいらした?

森住 : 見た目はもちろんですが(笑)、仕事に理解があるというか、仕事に嫉妬しないのが一番大きかったですね。

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川部 : 最近のご成婚カップルにも、仕事に忙殺されている彼を、彼女が焦らずにじっと待っていたからこそ結婚に至った例がございます。「私と仕事、どちらをとるの?」なんて聞いてはいけません。仕事も彼女もどちらも大切だけれど、メールや電話を頻繁にできないのはまた別の問題なんですよね。

森住 : そうなんですよ。僕も仕事でお店に泊まり込んだり、家にいなかったりということがしょっちゅうだけれど、いちいち詮索されたり「連絡がない」なんて言われたらとても仕事に集中できないし、そういう意味でも仕事に嫉妬しない嫁の存在はありがたいですね。

川部 : 森住さんは恋愛結婚でいらっしゃいますが、わたしどもは、結婚相手としてのパートナー探しをお手伝いするお仕事をしております。このお仕事や、結婚相談所を利用することについてはどう思われますか?

森住 : このお仕事や、結婚相談所は、今の時代だからこそ必要な業態でしょうね。今は出逢いに対しても非常にオープンになっていますし、相手のバックグラウンドを知ってから結婚できたほうが、間違いなども少ないと思いますし。人の幸せに関われる職ってすごく幸せだと思うし、すばらしいお仕事だと思いますよ。

川部 : ありがとうございます。ちなみに森住さんはスタッフの方に、恋愛のアドバイスを差し上げることもありますか?

森住 : ええ。僕はよく、「ラーメンで口説け!」って言っているんです。有名人でも好きな人でも、気になる人が来店したら、その人に作るラーメンが一番と思われるようにしてほしい。ラーメンに魂を込めてほしいんです。

川部 : 実際にラーメンで奥様と結婚された森住さまがおっしゃると説得力がありますね。ちなみに、結婚してから自分自身の気持ちや意識に変化はありましたか?

森住 : 結婚して変わったことはないですね。それが心地良いんです。結婚して変わらなくてはいけないことがあったら、それは一つの偽りだと思うんです。

川部 : 森住さんがありのままでいられる、結婚生活なのですね。奥様はお店をお手伝いされていらっしゃるんですか?

森住 : 結婚したばかりの時は手伝うこともありましたが、僕から手伝ってと頼んだことはないですね。すべて嫁が自ら「忙しそうだから」と手伝いに来てくれました。

川部 : 気が利く女性なのですね。

森住 : ありがたい気持ちの一方で、「店のことは心配するな」と言いたくて、仕事への発奮材料になりました。自分は仕事に全力を傾けるから、嫁には家を守っていて欲しいと。それで弟子を入れたり、アルバイトを雇ったりしました。結婚したからこそ、今の自分やお店があると思っていますね。

川部 : 家が安定していれば、落ち着いて仕事に情熱を傾けられますものね。奥様はきっとお料理も上手でいらっしゃるんでしょうね。

森住 : ええ。でも残念なことに、僕自身は100%外食なんです。開発中のメニューや会食などで3食が終わってしまいますから。

川部 : 料理人であると同時に社長ですし、「食べることが仕事」ですものね。

森住 : はい。家で食事を食べない分、自分のラーメンが食べて体に悪影響と思われないように、体重管理には気を使っています。開店前から1kgも体重が変わらないんですよ。

川部 : それはすごいですね。

仕事と人間関係をスムーズにさせる「目配り」「気配り」「心配り」

川部 : 森住さんにとって、ご家庭とはどんな存在ですか?

森住 : なにも考えないでいられる場所ですね。神経が休まるところ。一方で、子ども、嫁を見てあげることが家庭での僕の仕事だと思うんです。「髪型変えた?」とか「疲れていないか?」とか。

川部 : それは会員の方にもよくアドバイスすることがあります。「髪形が変わったね」とか、気付いてもらえることが、女性にとってとても嬉しいものですから。

森住 : なにごとも、タイミングが大切です。髪形が変わったら、その日のうちに「あ、いいね」とほめるとか。男性が女性の変化や、やっていることをきちんと見てあげていないと、夫婦の間もキクシャクしてしまうと思うんです。

川部 : 男性からそのような言葉を聞くと、非常に心強いです!

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森住 : いや、だって見てみない振りをする男性は悪い。ごまかしてはいけないです。きちんと見てあげないと。子どもたちは9時には寝てしまうので、僕が帰宅しても寝顔しか見れません。でも、その寝顔を「見る」という行為も、大切だろうなと。

川部 : それはひとつの「マメ」につながっているように思えます。仕事ができて、邁進している人がやりがちなのが、パートナーに対してタイミングよくマメにできないこと。マメを撒いて、拾わなければ様子を見てということができないと、いくら撒いてもすれ違ってしまう。

森住 : 相手に対してどうしたいのかという、目的をはっきりさせないといけませんよね。目的がはっきりすれば、あとは前に進むのみですから。

川部 : 先ほど、ご家族を「きちんと見ている」とおっしゃっていましたが、会社のスタッフの方に対しても、きちんと見て差し上げているんでしょうね。

森住 : そうですね、意識するようにはしています。

川部 : ときには厳しく怒ることも?

森住 : いえ、怒らないですね。そんな必要はないですし。

川部 : できるまで見守るほうでいらっしゃる?

森住 : そうですね、怒るよりほめるって大切、とくにタイミング良くほめることで人は育つのかなと。人が育つのは社会にでてからだと思うんです。人が育つ場所だからこそ、職場では安心して欲しいというのもありますね。

川部 : スタッフの方に伝えている言葉はありますか?

森住 : 目配り、気配り、心配り、ですね。新人はまず目配りをして、自分がその場その場で何をしたら良いかを考える。それが出来るようになったら、次は気配り。さらにスムーズに仕事を進めるにはどうしたらよいかなど、気を配る。それが出来るようになったらまた目配りに戻り、ずっと終わらないサイクルです。

川部 : スタッフの方に伝えるにしても、その言葉遣いが、非常に素敵ですね。

森住 : 何ごとも魂が宿ると考えていて、言霊を信じていますね。家も人が住んで魂が宿るし、魂が宿る行動もあると思うんです。先日、並木通りにリボンをかけたメルセデスが停めてあって、これはすごい経済効果だなと思いました。魂が宿っている行為ですよ。

川部 : それはどなたかが、ホステスさんへのプレゼントとして用意されていた?

森住 : だと思います。すごい人だかりができていました。それこそ、当人同士への思いはもちろん、通りすがりに見て勇気付けられたり、夢を持った人もいるんじゃないかなと。

川部 : 素敵なプレゼントだし、きっとそれも「タイミング」をきちんと把握してやっていらっしゃるんだろうなと思えますよね。

森住 : そうですね。

お互いの理解と努力は結婚と仕事を相乗させる

森住 : 実は最近、嫁に言われて驚いたのが「あなたのことは信用できない。でもラーメンがあるから」という言葉でした(笑)。確かに家にいる時間は少なくて心配もかけているんでしょうが、ラーメンという結果を出しているから信じられると。

川部 : ラーメンに魂をこめていることが、奥様にも伝わっているのですね。

森住 : だと思います。結婚と仕事は相反するものではないし、むしろ二つがうまくいくことで相乗効果が出ると思うんです。家族に成果を見せたいから、仕事をがんばれるという一面もあります。結婚しなきゃ一人前ではないですよ。責任感も違いますし。これはスタッフ全員に言っています。

川部 : 確かに結婚は人を成長させますよね。子どもがいれば、必然的に周囲に頭を下げる機会も多くなりますし、よけいなプライドがなくなりますよね。

森住 : プライドって、人の成長を邪魔するものだと思うんです。僕はフレンチをあきらめたときにすべてのプライドを捨てました。

川部 : 森住さんのご経験をふまえ、結婚生活に対するアドバイスがあれば教えていただけますか。

森住 : さっき述べたように、家族のことをきちんと見てあげることと、お互いが努力することですかね。我が家も、嫁はすごく努力していると思うんです。自分も嫁に対しては努力しているつもりで、でもそれがなくなったら面白くないし、結婚生活はだめになってしまうのではないでしょうか。例えば誕生日にはびっくりさせてあげたいな、何をしたら喜ぶかな、と考えるとか。

川部 : 惰性でずるずるしてしまうのはいけませんよね。

森住 : それと、個人的な意見ですが、女性には「嫁に来たなら帰るところはない」と思って、結婚してほしいです。帰るところがあると思うと、夫婦のあり方がブレてしまうのではないでしょうか。

川部 : なるほど。ところで先ほど、奥様には仕事の心配をしてほしくないとおっしゃってましたが、逆に森住さんが立ち入れない「奥様の領域」というのもあるのではないですか?

森住 : もちろんです。家事全般がそうですよね。育児にも口出ししません。

川部 : 育児も、ですか?

森住 : はい。きっと、一つのことを二人でやろうとすると摩擦が起きるのではないかと。日々の育児は僕は出来ないのだから、中途半端に手を出すより、嫁に任せた方がいい。

川部 : 信頼して任せるって大切ですね。

森住 : 参観日と運動会だけは行くようにしていますけれどね(笑)

川部 : 話は変わりますが、森住さんは仕事のオンオフはどのように区切っていらっしゃるんですか?

森住 : 1日、何もしない日というのはないですね。僕からラーメンをとってしまったら何もない。ただ意識しているのは、交感神経を使って仕事をするから、副交感神経を使う趣味を持とうということ。僕はレースが趣味なんですけれども、それも嫁の理解がないとできないですね。車の世界はすごく文化的で知的で過酷なスポーツなんです。

川部 : でもその趣味があるから、仕事がうまくいくし、その趣味に関しても奥様の理解なしにはできない。すべてがお互いの理解の下、うまく作用しているのですね。

森住 : そうですね。

川部 : 最後に、森住さんが実現したいことがあればお聞かせください。

森住 : まずは経営するお店でミシュランの星をとりたいですね。都市版ではなく、インターナショナル版の。ミシュランのカテゴリーにラーメンができる、その先駆者になりたいです。

川部 : ミシュランにラーメンのカテゴリーが出来たらすごいですね。

森住 : はい。そのために、近くフランスにも出店を目指しています。それから、人前に出てもおかしくない、厨房内で履く靴を開発したい。環境衛生を改善することも、僕たちが発信していいと思うんですよ。

川部 : いろいろなことにチャレンジされるんですね。奥様にそういう話をすることはありますか?

森住 : 知り合ったばかりの時から靴の話なんかはしていたので、最近形になりつつあることを話したら「昔、言っていたもんね。よかったねぇ」と言ってくれました。

川部 : 森住さんの、一番の理解者ですね。

森住 : そうですね。自分がブレたときには必ず言ってくれるんです、これは違うと。自分の中では迷ったときは嫁に聞け、ですね。

川部 : 本日はお忙しいところ、ありがとうございました。

森住 康二

森住 康二(もりずみ やすじ)

1967年、東京生まれ。中学生の頃から調理人を目指し、調理師専門学校に進む。卒業後、フランス料理店などで修行するが、10年でサラリーマンへ転職。1996年、荒川区に「柳麺ちゃぶ屋」を開業、2001年文京区音羽に移転。2002年には「TVチャンピオン新行列店ラーメン職人選手権」に優勝し、確固たる地位を築く。2006年にはラーメンを従来の枠から進化させた新しいコンセプトを持つ「MIST」を表参道ヒルズ内(東京都港区)にオープン。2010年、海外アジア一号店となる「HONGKONG MIST」をオープンさせる。オリジナルの丼を開発したり、契約農家から食材を調達するなど、革新的な挑戦で高い注目を集めている。ラーメンチェーン店の「CHABUTON」などのプロデュースなども手がけている。

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