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サンセリテ青山
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一人暮らしと実家暮らし、結婚に有利なのはどっち?

「一人暮らしの人はみんな気楽に暮らしている」とか「実家暮らしの人は家事をしたことがない人が多い」など、いろいろな話を聞いたことがあると思います。いい話もそうでない話も巷にはあふれています。
結婚する上でパートナーとなる異性の生活能力を気にする人は多いと思いますが、実際「一人暮らし」と「実家暮らし」では違いがあるのか調べてみました。

目次

実家暮らしの独身者は多い

「パラサイト・シングル」という言葉が、当時東京学芸大学の助教授であった山田昌弘さんによって生まれたのは1999年(平成11年)の事です。それから約20年が経ち、現在ではどのようになっているのでしょうか。

親と暮らす独身者の割合

下のグラフは親と同居している未婚の20~34歳の男女の数と、その人口に占める割合を示したものです(総務省統計局『親と同居の未婚者の最近の状況(2016年)』より作成)。
人数としては減っていますが、これはこの年代の人口自体が少なくなっているからだと考えられます。割合でみると1990年代から大きな変化はありません。つまり、結婚せずに親と同居する人が増えて「パラサイト・シングル」という言葉が生まれてから、状況は変わっていないと言えるでしょう。

親と同居の未婚者が減少しない理由とは

未婚の子供が親と同居している理由には「積極的な理由」と「消極的な理由」の2つがあると考えられます。
「積極的な理由」としては、職場が近くにあるため出ていく必要がない、実家にいる方が自由に使えるお金が多い、家事全般をしなくて良いといった事があります。20歳からのデータのため、まだ学生で働いていないからという場合もあるでしょう。
「消極的な理由」はやはり一人暮らしをする金銭的な余裕がないからではないでしょうか。バブル崩壊後、世の中的には景気がいいと言われたこともありますが、生活者としてみると「景気がいいって本当だろうか?」と思うことも少なくないのが現実です。非正規雇用者はもちろんのこと、正社員でも生活に余裕があるとは言い難いと感じている人は多いと思います。
それ以外には親から実家に居て欲しいと言われた、家族に世話をしなければならない人がいるという事も考えられます。

一人暮らしと実家暮らし、結婚への影響

「一人暮らし」と「実家暮らし」の違いは結婚に影響するのでしょうか。データから考えてみたいと思います。

一人暮らしは結婚に有利?

最初に下のグラフを見てください。こちらは厚生労働省が行った『21世紀成年者縦断調査(平成14年成年者)』のデータより作成したものです。21世紀成年者縦断調査はある年に青年となった男女の結婚、出産、就業等の実態及び意識の経年変化の状況を継続的に調査するもので、使用したデータは第6回(2007年)と少々古いものですが、前の項でご紹介したデータも変化があまりないことから、参考として掲載しています。

このグラフは平成14年(2002年)に20~34歳だった人が、5年後(2007年)までに結婚している割合を示したものです。男女共にどの年代でも親と同居していない人の方が結婚した割合が高くなっています。特に女性では20代、男性では20代後半から30代前半と、平均初婚年齢に近い年代で差が開いていることが分かります。なお、2007年の平均初婚年齢は、女性が28.3歳、男性が30.1歳となっています。

一人暮らしは生活力を高める

進学や就職で一人暮らしを始めた人が、最初に感じるのは「一人暮らしって結構大変なんだ」という事ではないでしょうか。仕事や学業をする傍ら、買い物や食事の用意、掃除や洗濯などもしなければなりません。公共料金の支払いの手続き、トラブルの対応など、実家では誰かがやってくれていたことを一人でしなければならないのは、慣れるまでなかなか苦労をするのではないかと思います。地域によってゴミの分別などもルールが異なり、寝坊したら次の収集日までゴミ袋と同居する羽目になったという人もいるのではないでしょうか。
ただ、そういったことをこなしていくうちに、段々と生活力がついて手際よく家事をこなすことができるようになって行きます。限られた金額の中でやりくりをすることになりますから、お金の使い方も考えるようになるでしょう。
生活していくためにはどんな能力が必要で、うまくやるにはどうしたらいいかを考えて実践していく。一人暮らしをするメリットはこの部分に集約されるのではないかと考えられます。

「一人暮らし」の結婚率が高い理由

結婚に必要なものは「お金」や「愛情」などいろいろありますが、やはり「生活力」がなければ成り立たないのが現実です。特に現在は共働きの家庭が増え、専業主婦のいる世帯は全体の3割ほどになっています。専業主婦世帯と共働き世帯のみを比較すると、2000年代に入って共働き世帯が専業主婦世帯を上回るようになり、2019年には共働き世帯が専業主婦世帯の倍以上となっています。つまり、女性だけでなく男性も家事だけでなく生活を営む上での生活力が高くなければ家庭を回していく事が難しい時代になってきていると言っていいでしょう。
「一人暮らしを経験している」という事は、生活力が高いというイメージがあります。家事ができる、金銭感覚がしっかりしている、というほかに、自立した生活を送ることができているだろうと相手も考えるのではないでしょうか。もちろん、一人暮らしをしたからといって、人には得手不得手がありますからこれはイメージに過ぎないかもしれません。しかし、一人暮らしをしたことで、家事やお金、体調などの管理の大変さを理解しているという事は大きな経験といえるでしょう。
そしてもうひとつ、忘れてならないのはずっと一人で暮らしていくと「誰かと暮らしたい」と考える人が多くなる点です。一人暮らしは気楽でも、時には誰かが一緒に居たらいいなと考える人は少なくありません。結婚したいという気持ちと、生活していくだけのスキルがあることで、より積極的に婚活ができるのかもしれません。

※厚生労働省『令和2年版厚生労働白書』より作成

実家暮らしの印象は本当に良くない?

婚活で「一人暮らしを経験している」ということのメリットをお話してきましたが、実家暮らしは本当に印象が良くないのでしょうか?

実家暮らしの良くない印象とは

実家暮らしの良くないイメージは、一人暮らしの反対の事を考えればいいと思いがちですが、実はもう少し広い解釈が必要かもしれません。例えば以下のようなことが考えられます。
・家事ができない → 家事の分担や協力が望めない
・お金の管理ができない → 欲しいものをすぐに買ってしまう、家にお金を入れない
・自立していない → 親に甘えていた、わがままに育てられた

また男性が実家暮らしの場合、このような印象を相手に与えてしまうかもしれません。
・家事を母親と比べられる、母親と同じことを求められる
・同居を求められる可能性がある

こちらもあくまでイメージですが、第一印象でそのように思われてしまうのは、やはりマイナスだと考えていいでしょう。

実家暮らしでも生活力が高い人もいる

実家暮らしは婚活ではイメージ的に考えれば良くないかもしれません。しかし、一人暮らしで家事能力がない人もいるように、実家暮らしでも生活力が高い人もいます。
例えば、両親が共働き・母子家庭・父子家庭の場合、小さい頃から家事の手伝いや弟妹の面倒を見たりしていた人は少なくないでしょう。特に母子家庭や父子家庭では、ある程度の年齢になれば親や兄弟姉妹などと協力して家の中を回していく事になりますから主婦のような経験をしている可能性は高いといえます。
また、家に介護など世話を必要とする人がいて、家事を一緒にこなしてきたという場合も生活力は低いとは考えにくいです。他にも今は実家暮らしでも、以前は仕事や学校の関係で一人暮らしをしていた人もいます。こういった場合もずっと実家にいる実家暮らしとは異なる経験を持っています。
もし婚活で相手から「一人暮らしですか?」と尋ねられても、上記のような状況がある場合にはさりげなく説明をしておいた方がいいかもしれません。

できれば一人暮らしは経験しておきたい

婚活では一人暮らしを経験しておくことはプラスになると考えられます。余裕があるのであれば、一度は一人暮らしをしてみてはいかがでしょうか。

余裕があれば一人暮らしをしてみよう

職場に通える場所に家があるのに、わざわざ一人暮らしをするのはもったいないと思うかもしれません。しかし、婚活をするという点から考えれば、一人暮らしをするメリットは大いにあると言っていいのではないでしょうか。特に年齢が上がれば上がるほど、生活力がないと判断されてしまい、お相手候補から外される可能性が高くなります。一人暮らしの経験者は全員生活力が高いわけではありませんが、婚活では第一印象やイメージがいいに越したことはないですし、そういったことで判断されてしまう部分も大いにあるのではないでしょうか。
経験のために色々なものを買いそろえるのは・・・と考えるのであれば、あらかじめ家具や家電付きの部屋を借りるという手もあります。

一人暮らしで結婚後の生活をイメージする

実は一人暮らしにはもうひとつメリットがあります。それが「結婚生活を具体的にイメージしやすくなる」という点です。自分が一人暮らしをする中で、「生活していくとはこういうことか」と思うことがきっとあるはずです。自分の生活のリズムがこうだから、相手はこういう人だったらうまくいくのかもしれないというヒントを得ることもあるでしょう。家事の分担や家計の管理など、経験しているからこそしっかりと相手と話し合うこともできると言えます。
これからパートナーとなる異性と新しい生活を作っていくために、何をどうやって行けばいいのかという方向性を、自分と相手の経験をもとに話し合っていく。それはとても大切なことだと思います。

まとめ

今では、ある程度の年齢であっても実家で暮らしている人は少なくありません。その理由の多くは「消極的な理由」であることが多く、出ていきたくても出ていけない状況であるといえます。
しかし、一定の収入がある場合の実家暮らしは、マイナスに捉えられることが多い事は否定できません。現在では家具付きの賃貸の他にもルームシェアやシェアハウスなどもありますので、違った世界を見てみるのもいいのではないでしょうか。

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